このところ屋台飯関連の記事が多く、コメントも付きやすいようなので、トレンドに乗っかってみようと思う。
今日ご紹介するのは「カオゲーン」と呼ばれる屋台飯。「カオ」はご飯、「ゲーン」はカレーとか汁物を指すタイ語だが、これは特定の料理名を指すものではない。店先にさまざまなおかずの入ったバットを並べて、客が選んだおかず(たいてい1、2種類)をご飯の上に乗せて出してくれる食堂や屋台の形式を指す。
日本語でいうなら「おかずぶっかけ屋台(食堂)」といったところ。「BUKKAKE」は世界的に有名な日本語であることは男性陣ならよくご存じだとは思うが、この「おかずぶっかけ屋台(食堂)」もそれに負けず劣らずグローバルな広がりを見せている。
つまり、別にタイ独特の形式ではなくて、主にアジアのさまざまな国にあるらしいのだ。最近、友人からドラマの『深夜特急』を借りて見ているのだが、トルコにもこの形態のお店があって感心した。
今日はそんなカオゲーンのすごいところを紹介したいと思う。簡潔にまとめるためにトップ5形式にしてみた。
第5位! 言葉が分からなくても自由に食べられるところがすごい!
おかずを指させば食べられるわけだから、言葉は不要。外国人にもやさしい形式だ。人見知りが激しくて他人と話すのがイヤ、という方にもうれしい。
第4位! 注文してすぐに食べられるところがすごい!
すでに出来上がっているおかずをご飯の上に乗せるだけなので、注文して1分も経たないうちに食べ始めることができる。
日本のマクドナルドで「60秒以内に提供キャンペーン」をやっていたが、そんなもの目じゃないくらいのファストフードだ。
時間のないビジネスマンや、今食べないと倒れてしまいそうなくらい空腹な食いしん坊さんにもうれしい。
第3位! 自由に組み合わせられるところがすごい!
複数のおかずを自分の好きなように組み合わせられるので、「このグリーンカレーとそのもやし炒めを組み合わせてもやしグリーンカレーにしてみよう」といった形で、さまざまな組み合わせに挑戦できる。
一皿の中に無限の可能性が見いだせるわけで、探究心の強い方にもうれしい。
第2位! 1人ではなかなか食べられない料理があるところがすごい!
カオゲーン屋台ではそれぞれのおかずを一度に大量に作るので、通常の食堂だと「1人前だけ作るのは面倒くさい」ようなメニューも普通に食べられる。
また、カイジアオ(タイ風オムレツ)も1人前で頼むとたいして具の入ってない物が出てくるが、カオゲーンでは玉ネギやトマトなど具だくさんの特大カイジアオを作っていて、それを切り分けて乗せてくれる。
特にうれしいのは各種カレーが置いてあること。カレー好きにはうれしい。
そして栄えある第1位は??
ドコドコドコドコドコドコドコドコ
(ドラムロール)
ドコドコドコドコドコドコドコドコ
ジャンッ!
第1位! 知らない料理を簡単に試せるところがすごい!
店によって10~20種類程度の料理が用意されていて、その品揃えは仕入れによって、おばちゃんの気分によって毎日のように変わる。
そして料理のレパートリーが豊富なおばちゃんのカオゲーンに行くと、必ず1、2品は「これ、食べたことない!」というおかずが置かれている。
ほかの普通の食堂や屋台では料理名を告げないと注文できない=知らない料理に出会える確率が低い。また、仮に知らない名前の料理を注文しても、出来上がりの姿がイメージできないのでギャンブル度が高く、少々不安がある。
その点、カオゲーンでは目の前に出来上がりの姿があるので味のイメージはしやすいし、それを指差すだけで新たな味を試すことができる。
おいしかったら店のおばちゃんに料理名を尋ねれば、自分の中の料理のレパートリーが広がるし、コミュニケーションにもなって一石二鳥といえる。
食文化に対する好奇心旺盛な方におすすめだ。
そんなこんなで長々と紹介してきたカオゲーンの魅力、いかがだったでしょうか?
もし、皆さんの中で「まだ食べたことがない」という方がいましたら、これを機に足を運んでみていただけると幸いです。また長々と書いてしまいましたが……。(F)








