プミポン国王陛下(ラマ9世)御崩御から9日間が経ちました。私は所要で日本に来ているため、街の様子をお伝えすることはできませんが、代わりに、タイを代表するアーティストたちが次々と発表している国王追悼曲を紹介します。
歌詞の訳までは手が回りませんが、彼らの奏でる音色や歌声を聴くだけでも、悲しみや悼む気持ちが伝わってくると思います。
まずは逝去の翌々日に発表された曲を。
当代きってのロックスター、Sek Losoが発表した「チャン・グート・ナイ・ラチャガーン・ティー・ガーウ」(俺はラマ9世の治世に生まれた)。SNSでは今、この「私はラマ9世の治世に生まれた」というフレーズを、その死を悼みつつも誇りを持って掲げる投稿が流行しています。
今年で活動35年、その社会性の高い曲によって、まさにタイの歴史と共に歩んできたともいえる国民的フォーク・ロック・バンド「カラバオ」のリーダー、エート=カラバオによる「ポー・プミポン」(父、プミポン)。国王陛下の在りし日のお姿が流れるMVは、さすが国民的アーティスト、すぐに映像の使用許可が下りたんでしょうね。
ポップ・ロックのヒット曲を次々と世に送り出している、今のタイ音楽界を代表する名プロデューサー・フォーンビアの「ポー・クラップ」(ねぇ、お父さん)。
レコード会社RSプロモーションの所属アーティストたちによる「ルーク・コーン・ポー」(父の子供)。リリース日が10月13日なので、これは追悼曲ではなくて回復祈願のための曲と思われます。
人気ディスコ・ファンクバンドGroove RidersのボーカルBurinによる「ボット・プレーン・コーン・ポー」(父のために作られた曲)。
今日紹介したのは一部だけで、すでにさまざまなアーティストが追悼曲や追悼動画などを公開しています。
また、追悼曲ではありませんが、国王陛下自ら作曲された「サーイ・フォン」(雨垂れ)という曲を日本人の越中誠(リュシフェルという解散したバンドのボーカルで、タイで大人気)が歌った動画もあります。
音楽好きで、自身も作曲・演奏していたプミポン国王。今は娯楽自粛期間ですので目立った動きはまだありませんが、しばらくすれば追悼のためのアルバム、コンサート、イベントが各種開かれることでしょう。(F)








