南国の太陽の下で心の鍛錬
北半球の2月。そうだ、4月のソンクラーンにタイに行こう。そう思いついて家内に相談する。定年後に勤めている会社にも、不肖の息子と大事な孫がいい口実になるしね。年金生活がいつかくる、その準備もかねて、もう一度心のトレーニングをしておこう。
贅沢かな、贅沢に決まっている。だからつつましく南国の太陽を楽しもう。さっそく調べてみる。パタヤビーチの雑踏から解放された西端、まるでハワイのダイヤモンドヘッドのような位置にロイヤル・クリフ・ビーチ・ホテルがあった。
ここだ。南国の木々の下でのんびりと読書をする西洋人のように過ごしてみよう。でもゴルフバックは必需品。「ウォーキングで痛めた膝が完治していないのによくやるね」と家内。痛みとも折り合いをつけて生きていく。
ソンクラーンの前日。息子夫婦と孫がまだ合流していない今日がゴルフのチャンスだ。家内も見物に同行するという。ホテルの前でソンテウを拾い、レムチャバンへ。風が気持ちいい。夜はロビーでビールがおいしい。ライブの歌手もいい感じだ。
リゾートのフィットネスクラブ「FITZ」は森の中。孫は風が気持ちよく吹き抜けるプールで遊んでいる。テニスコートでは上半身裸の西洋人のプレイヤーが華麗なプレイをしている。家内や子どもたちにテニス狂と呼ばれる私、物欲しそうに彼らを眺める。膝の痛みさえなければ参戦したかったなあ。午後はパタヤ中心部に水掛け祭りを見に行く。通りすがりの無関係な人たちに水を掛けられ仲間になる。街中のタイマッサージでひと時の安らぎ。
今回のタイへのショートトリップ。心のトレーニングができたかどうか、考えたがわからなかった。ただ、すごく楽しめた。タイの人たちの笑顔も見れた。それが心を和ませた。
Royal Cliff Beach Hotel
住所 353 Phra Tamnuk Rd., Pattaya, Chonburi
電話 0-3825-0421
HP www.royalcliff.com
料金 8月31日までのプロモーション:ミニスイート・シービュー4400B(朝食付き、税サ込、折り紙クラスやアイス券、ホテル内レストランで食事10%オフなど)