ワンデートリップ

【71回】ミニチュアのテーマパーク 「ミニ・サイアム」

今回のトリッパーはカピさん。
彼女の友人は、7年も前に元彼と行ったその場所が結婚した今も忘れられないと言ったらしい。
理由は「ツッコミどころが多過ぎて」。ツッコミに飢えていたカピさん、俄然行く気マンマンになりました。
次はあなたがワッハッハと笑えますように。

 

近頃、愉快なことに飢えていた私、「ツッコミどころ満載」というパタヤの「ミニ・サイアム」へ行ってきました。
エカマイの東バスターミナル。パタヤ行きのバスは平日でも席は埋まっている。雨季の遠出は気を使うけれど、バスの出発と同時に降り出してくれたのはラッキー。これで1日スコールの心配が減る。バスは土砂降りの中を走り、パタヤに着いた頃にはカンカン照りのいい天気だ。

着いたバスターミナルで、館内の食堂で軽く腹ごしらえをし、客待ちしているソンテウをチャーターする。
行先を言うと1kmもない距離をふたりで150Bと言われるが、タクシーが流していないパタヤでは仕方がないのでしぶしぶ乗車。連れて来られた場所は隣にレーシングカートのサーキット場があり入口が並んでいる。「ミニ・サイアム」の方は、入場料の表示もなく電卓で外国人料金を提示される。先に入ったロシア人グループはひとり300B、日本人も同じらしい。
実はタイ語で120Bと書いてあるのだが300Bで押し切られてしまった。

世界の史跡、堂々小さい!

奥が見えないように仕切られた入口を入って進んでいくと、パーッと広がった光景に「おおっ!」と声が出る。
手入れされた庭園が見渡せ、見覚えのあるものが並んでいる。パリの凱旋門、エッフェル塔……。その向こうに見えるのはエジプトのアブ・シンベル大神殿? そして、さすがミニ! みんな小さい!

この「ミニ・サイアム」は世界各国の有名な史跡や建物、タイ国内の寺院などのミニチュアを集めたテーマパークなのだ。
縮尺25分の1と言うのだが、どう見てもシドニーのオペラハウスの隣で水を吐き出すマーライオンは、デカ過ぎる。この施設の可笑しさはこの縮尺のバラバラ感から来るようで、それに気が付くともうダメだ。何を見ても笑えてきて悶絶ものだ。

ツッコミどころは縮尺の比率にあった!

建物はどれも世界遺産クラスの有名物件。ドイツのケルン大聖堂やローマのトレヴィの泉、イランのペルセポリスなどは細工も細かく再現されていて、思わず見入ってしまう出来映え。アンコール・ワットのような近隣国の遺跡は資料も多いのか見事だ。
しかし、中には「やっつけ仕事」感たっぷりのオブジェもあり、自由の女神に至っては資料の写真でも間違っていたのか、縦横の縮尺が違うため頭が大きくて寸詰まり。台座の部分も含めて見れば見るほどヒザの力が抜ける、たまらん。ギリシャのパルテノン神殿の奥にアメリカのラシュモア山が立っているのだが、リンカーンの顔がアジア人顔なのも苦しい。もう笑い過ぎてお腹が痛い。

奥へ進むと、今度はタイのお寺や施設が広がっている。チャオプラヤー川に見立てているのか、全体に小川が流れていてのんびり穏やかな雰囲気に癒される。さすがにエメラルド寺院の細工は素晴らしく再現され、自力では行くのが難しそうな国境付近の遺跡もある。どういう訳かチャンネル3旧社屋など「スポンサーか?」と思われる建物のミニチュアもあり、またひと笑い。カンチャナブリーの戦場にかける橋の上はハトの休憩所と化し、国際空港はドンムアン空港のままだ。ああ、腹がよじれる。
木陰で甘いコーヒーを飲んで休憩しながらさらにツッコミを入れるのだ。

お腹の底から笑って癒えた1日

すっかり癒されて「ミニ・サイアム」を後にし、ソンテウでパタヤの市街地へ。途中、ガラス食器のアウトレットやセントラル・フェスティバル・パタヤでフットマッサージを受けて寄り道し、シーフードを食べてパタヤの一日を満喫。後はバスに揺られてバンコクに戻るだけ。パタヤの珍施設。友人が「忘れられなかった」って言うのも納得だ。

 

ミニ・サイアム

住所  387 Moo 6, Sukhumvit Rd., Pattaya City, Naklua, Banglamung, Chonburi
※スクムビット通り沿い、パタヤバンコク病院の斜め向かい(マクドナルド隣)
電話   0-3872-7333
HP    www.minisiam.com
営業   7時~22時 無休
料金   300B

行き方

①エカマイの東バスターミナルの1番乗り場からパタヤ行きのバスに乗り、パタヤのエアコン スターミナルまで行く(124B)

②バスターミナルでミニ・サイアムまでソンテウをチャーター(料金150B)
※バスの車掌さんに予め「バンコク病院前で降りる」と伝えておけば、病院近くの歩道橋辺りで降ろしてもらえる。そこから歩いて500m程戻るとミニ・サイアム

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