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去る11月22日、2019年度ミシュランベスト女性シェフに選ばれたマルティナ・カルーゾ氏によるマスタークラスが「シェラトン・グランデ・スクムビット」にて開催されました。
カルーゾ氏はイタリア・サリーナ島に所在するレストラン「シグナム」の料理長で、27歳の若さで最初のミシュランスターを獲得した実力派です。地元産の食材を使用し、その風味を生かした軽やかな調理法ながら、斬新な食材の組み合わせと洗練されたプレゼンテーションで高い評価を得ています。
最初の一品はウニの入ったバーニャカウダ
バーニャカウダが単なるディップから立派な前菜に昇格したような一品。ウニが主張しすぎず、一体感を保ちながらも、ちゃんと風味を楽しめる絶妙のバランス。
サバのコンフィ・グリーンオリーブソース・モッツアレラチーズとケイパー添え
サバにモッツアレラという非常に珍しい組み合わせですが、脂ののったサバの濃厚な味をモッツアレラの淡泊さと食感でバランスをとっている一皿。少し酸味のあるケイパーがアクセント。
ムール貝とズッキーニのミックスパスタ・ラグザーノチーズ
通常チーズを使わないシーフードパスタに地元産のラグザーノチーズを合わせた珍しいメニュー。数種類のショートパスタを合わせて食感やソースとの絡まり具合にも変化を持たせています。様々なサイズや形状のパスタを完ぺきなゆで具合で仕上げているのはさすが。
チョコレート・キャロブ・コーヒー入りミルクスープ
甘いミルクにチョコレートやシリアル類の入ったこのデザートはシェフが子供の頃よく朝食で食べていたそうです。イタリア産のチョコレートを使用し、洗練されたミルクスープはデザートとして軽すぎず重すぎず、日本でも流行りそうな予感。
今回は実際に調理するデモンストレーションの後に試食をするという、食材への理解を深めつつ出来立ての料理を味わえるシェフズテーブルの進化版ともいえるぜいたくなスタイル。
サバとモッツアレラチーズの一品など、自分でも試してみたいと思うアイデアも満載の楽しいイベントでした。
Rossini’s
営業時間 月~金:6時半~10時、12時〜14時半、18時~22時半
土曜:6時半~11時、18時~22時半
日曜:12時〜15時、18時~22時半
電話 0-2649-8364
HP www.rossinisbangkok.com
場所 シェラトン・グランデ・スクムビット1階
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