馬上の選手たちがスティック(マレット)でボールを打ってゴールを目指す競技「ポロ」。みなさんはどんなイメージを持っていますか? イギリス貴族の遊び(スポーツ)、格式高い雰囲気、ちょっと「お高く止まった」ってる感じ? 当初、僕が持っていたイメージがそんなでした……。
そんなときにダコのワンデートリップで紹介したこちらの記事。ポロ観戦ではなく乗馬の紹介なんですが、これがきっかけで、ポロというか馬そのもののイメージがちょっと修正されました。「馬、かわいいーーー!!!」って、ツンと澄ました顔に見えた馬たちが親しみやすい、身近な存在になったような気になったものです。
《レジャーその149》バンコクから車で90分、気分は英国貴族? 馬と自然に癒やされ
るプチセレブな1日をパタヤで
http://www.daco.co.th/information/38938/
それもあってか先日、「ピンクポロ」のお誘いをもらったときに「ぜひ行きます!」と即答したわけですが、このポロのイベント、思いのほか見どころ、遊びどころがわんさかありました!
場所はパタヤの「タイポロ&エクエストリアン・クラブ」。バンコクから車で約2時間、「サイアム・カントリークラブ」という名門ゴルフ場のそばにあり、広さ250ヘクタール(おなじみの表現でいうと、東京ドーム54個分!)という広大な敷地の中で行われます(今回の会場はその一部なんですけど)。
着いてすぐにポロか馬かと期待していたものの、さにあらず。シリキット女王乳がんセンターのためのチャリティーイベントということもあり、協賛企業のブースがいっぱい並んでいます。その中を通って行き着いた先は……。
バーバーショップの無料ヘアカットサービスもあり。このお店、ポロ・イベントの常連さんのようです
まずは食事!(腹ごしらえ重要。笑)
「センタラ・グランド・ミラージュ」のインターナショナル料理と「シーファー」のタイ料理ブッフェ。パスタ・ステーションもあって、ビールやワインも含むドリンク類も飲み放題。さらには、アフタヌーンティーもあるのに、なのに完全に無料!(厳密に言うと入場料のみで追加料金なし!)
見応え十分! 空飛ぶ馬たち
イベント盛りだくさんのこの日、ポロの試合が始まる前には、障害馬術のエキシビションマッチが行われていました。ちびっ子の部と、国際大会のタイ代表クラスの選手なども登場するハイレベルなものも!
大人の女性の背もある(約160cm)障害を飛び越える馬の勇姿はまさに見応え十分! 本当に馬が飛ぶんだ! というのを目の当たりにできるのです。
ちびっ子の部は、馬も選手もかわいらしい~
アジア競技大会などのタイ代表選手を務めるナット選手(Korntawat Samran)、東京オリンピックでその活躍を見られるかも!?
ほかにも馬上ファッションショーや、ポニー/ホースライド、馬の餌やりなど、ほんと馬と戯れることのできる一日を楽しめます。
ポロ・イベントの正しい過ごし方
肝心のポロ、この日決勝戦の2試合が行われていたんですが、びっくりするくらいだれも見ていない!
場所柄か、西洋人の方が多かったんですが、みなさん、ご飯やドリンク、アフタヌーンティーにはそそくさと料理を取りに来るのに、ポロの試合はチラ見程度で、屋根のあるところでおしゃべりや食事に夢中。
サッカーや野球の試合を観戦するように、ピッチの周りを囲んで声援を送るのだと(勝手に)思っていたのですが、どうやら違うようで。
そうなんです。
こういったイベントでは、なによりもパーティーとしての趣きがメインであって、「ポロは遠目でたしなむもの」のが正解だったのです!!
僕もイベントに来る前は、ルールもわからないし、楽しめるかな、と不安に思う部分もありました。けれどそれも杞憂。
ポロの試合は、馬と馬が超接近しながら(ときにはぶつかりながら)、ボールを追い回す姿は迫力があり、見ているだけでだんだんおもしろくなってきました。
それに加えて、あっちへ行って乗馬体験をしたり、こっちで協賛店のおみやげを物色したり、あるいは食事やアフタヌーンティーを口にしながらお友達とおしゃべりに花を咲かせたり、と、それぞれが思い思いの過ごし方をできる場であったのです。(行ったことはないですが、英国のガーデンパーティってこんな感じ?)
なんとなく子供の運動会を見に行くような気軽な気持ちで休日を楽しむ、って感覚に近いかも。(イマドキの運動会は子供の写真のための激しい場所取り合戦が繰り広げられていることと思いますが!)
このピンクポロ、名前のとおり、また今までの写真からもわかると思いますが、ドレスコードはずばり「ピンク」。で、来場者を対象としたベスト(ピンク)ドレッサー賞やベスト・ハット賞などもあるため、場内は気合が入った人たちによるピンクがあふれ返っていました。
締めくくりは、ポロの激戦の写真で
メインイベントのはずなのですが、最後の最後になってしまいましたが、ポロの写真で締めくくり。ほんと、丸一日楽しめます!
試合の合間に馬の足跡やマレット(スティック)でできた芝の穴を直す「スタンピング」も。このときばかりは来場者総出でピッチに登場
大会運営者に聞いたところ、次はフアヒンで、今回同様のポロ・イベントが開催されるとのこと。ビーチ・ポロということだったので、シーサイドでのまた一風変わった雰囲気が楽しめるかも! 詳細が来たらダコ本誌で紹介します。ほんとこれ、クセになる楽しさです!
(編集U)
クイーンズカップ・ピンクポロ2018
日時 3月3日 12時~18時
場所 タイポロ&エクエストリアン・クラブ(パタヤ)
料金 入場料1000B(ランチブッフェ&アフタヌーンティー込み)
Web https://thaipoloclub-nihongo-c.amebaownd.com