カニ肉のディップ
今グルメなタイ人たちの間で最もホットなお店がこちら。トラート県出身のオーナーが「地元の味をバンコクの人に知ってほしい」と今年初めにオープンさせた東タイ料理店だ。
お店の看板になっている女性はオーナーのお母様の50年前の姿で、レシピも料理上手のお母様のもの。
オーナーのお母様の若かりし頃の姿がお店のトレードマーク
トラート料理の特徴は、国境を接するカンボジア料理の影響を受けていることや、独特のハーブや野菜を多く使うこと。辛さ控えめでヘルシー、しかも珍しいメニューも多いことからSNSで人気が広がったとか。取材は平日の午後2時に行ったが、この時間でも8割方の座席が埋まるほど盛況だった。
ドリアンと鶏肉のマッサマン
1品目は「ドリアンと鶏肉のマッサマン」。ジャガイモの代わりに東部特産のドリアンを使っているが、高級なモーントーン種で、しかも熟す前の果肉を使っているため、臭みがない! 鶏肉も脂が抜けているのに柔らかく、上品な味わいで食べやすかった。
カニの甲羅が可愛らしい「カニ肉のディップ」はマハチャイ産の泥ガニの身をほぐしてたっぷり使った一品。普通とは違って水気が多く、クリーミーなスープのような口当たりだ。
一番人気は「キスのウコン揚げ」。黄色いウコンの粉をまぶして揚げ、そこに揚げニンニクをどっさり乗せたもので、ビールとの相性ばっちりの一品だ。
落ち着いた内装やBGMも相まって、思わず長居したくなる店だった。
Sri Trat
時間:12時~23時(金~日は~翌1時) 火休
場所:90 Soi 33, Sukhumvit Rd.
電話:0-2088-0968(予約がおすすめ)
料金:ドリアンと鶏肉のマッサマン280B、カニ肉のディップ540B、キスのウコン揚げ250B