バンコクの街角

ガパオを訪ねて三千里。バンコクから車で3時間のペッチャブリー県で理想のガパオに出合う。

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「一番好きなタイ料理は?」と尋ねられたら、すかさず「パット・ガパオ!」(バジル炒め)と答える私F。いっときは1週間のうちの10食くらいをガパオで埋め尽くしても平気でした。その時の気分によって鶏肉にしたり豚肉にしたり、ムー・クロープ(豚肉カリカリ揚げ)にしたり。時にはマヨネーズやしょうゆを勝手に持ち込んで味に変化をつけたり。とにかくガパオづくしでも全然苦にならない程だったのですが、会社の近所にあった行きつけの食堂が閉まってからは、ほとんどガパオを食べなくなってしまいました。

 

その食堂が出していた、自分の好きなタイプのガパオを出す店が、行動範囲にまったくなくなってしまったからです。

 

私の好きなタイプのガパオはなにかというと、味付けは濃すぎず、豚肉は細かい挽き肉。バジルと唐辛子以外の余計な野菜(ベビーコーンやささげ)は一切入っていないもの。そしてなにより全体的にカラッと乾いているガパオなのです。

 

このタイプのガパオ、実は正統派のようなのですが、なぜか身近なところで出合えない。しっとり濡れているものばかりなのです。

 

こうして私の生活からすっかり消えてしまったガパオなのですが、なぜか地方に行くと、そういうタイプのガパオに出合える確率が一気に急上昇します。そして、先週末もひさびさに理想のガパオを満喫してきました。

 

私が行ってきたのは、バンコクから車で3時間とちょっとの場所にある、ペッチャブリー県ゲーンクラジャーンという場所。ここでタイ国内最大の音楽フェスティバル「Big Mountain Music Festival」が開催されるので行ってきたわけですが、向かう途中でスマホの電波が圏外になってしまうほどの田舎っぷり。

 

宿の隣はこんな感じの川が流れていて、ボートでの川下りが楽しめるほど。

 

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そんなワイルドな田舎の食堂で出合ったのが冒頭のガパオです。シンプルすぎるひと皿。グレイト!

大盛りを頼んだにもかかわらず、あっという間に食べ切ってしまいました。おかわりをしようかと思ったものの、フェス会場で便意を催したら大変というか面倒なので、我慢、我慢。

 

その夜はガパオ効果でめでたくフェスを満喫できたとさ。

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トイレの心配もなく、ステージ前までぐいぐい進めました。

あのガパオ、また食べに行きたいのですが、車で3時間かかるかと思うと、近場で理想のガパオを探すのを頑張った方が何倍も楽でしょうね。乾いたガパオを出す店をご存知の方がいましたら、編集部までご一報ください。(F)

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