ツムリ隊長:もうここ最近の大気汚染は半端じゃないわね。咳が止まんないんだけど
ジュテーム・クッキー:今日も編集部周辺のAQI(空気質指数)は152! Unhealthyですよ
ツムリ隊長:そのアプリみんな今見てるわよね
ジュテーム・クッキー:もう逐一チェックしてますよ

バンコク周辺の大気汚染問題の影響で、空気中にある汚染物質を計測し可視化するアプリ「AirVisual」のダウンロード数が急上昇。このアプリは世界共通で使えるものだが、フォロワー数で比較すると、同じく大気汚染で有名なインド・デリー2万3000、中国・上海で9万1000、韓国・ソウルで14万5000なのに対してバンコクが24万、チェンマイが約20万と、タイでの大気汚染問題への関心の高さが伺える。
バンコクでは、環境省の中にある汚染管理部門がデータを管理している。大学や道路、郵便局、気象局などに計測ステーションがあり、数値を計測している。
ツムリ隊長:去年の年末あたりからすごいニュースになってるけど、何が原因なの?
ジュテーム・クッキー:車の排気ガスや工場や工事現場からの粉塵が原因といわれてますけど、結局これらはいつも出ているので、今回は乾季で雨が降らず空気が乾燥していることと、風がほぼ吹いていないことが原因とされています
ツムリ隊長:対策は極力外に出ないこととPM2.5対応のマスクをすることくらいかしら……
ジュテーム・クッキー:マスク、どこも売り切れで大ブームですよ
ツムリ隊長:こんなんブームって言わないわよ!
ぶむぶむ! とは?
ダコ編集部にはリサーチャーという職種のタイ人スタッフがいる。編集者の疑問を徹底的に調べ上げ、日本語でレポートを上げる制作の右腕だ。そんな彼女に「今タイで流行っていること=ブーム」を聞くという新連載。
ジュテーム・クッキー
ダコの敏腕調査員。タイのリサーチが本業だが、日本のアイドル好き。
ツムリ隊長
いつも無理難題をジュテームに課すダコの調査隊隊長。火曜日生まれ。