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2026年5月9日・10日の2日間、東京・代々木公園で開催された「タイフェスティバル東京2026」。毎年多くのタイファンが集まる日本最大級のタイイベントですが、今年は2日間で約30万〜35万人に達し、例年以上の熱気に包まれていました。
会場には、本格タイグルメや人気タイブランド、観光PRブースが並び、さらにT-POPアーティストやタイ俳優たちが登場するステージエリアには朝から多くのファンが集結。
まるで東京の真ん中に“タイ”が現れたような2日間となりました。
DACO編集部も現地を取材。2026年のタイフェスの魅力をレポートします。
朝から大行列!今年のタイフェスは“推し活イベント”としても大盛況
会場の代々木公園に到着すると、まず驚かされたのは来場者の多さ。オープン前から長蛇の列ができ、タイ料理を楽しみに来た人はもちろん、タイ俳優やT-POPアーティストを目当てに訪れたファンの姿も数多く見られました。
特に今年は、20〜30代女性グループの来場が目立ち、“推し活”としてタイフェスを楽しむ文化がさらに広がっている印象。日本人のみならず、周辺のアジア諸国からも大勢押しかける姿はもはやタイフェスの風物詩でしょう。
タイ語で書かれた応援ボードや、アーティストカラーのコーディネートを楽しむ来場者も多く、会場全体がライブイベントのような熱気に包まれていました。
日本国内でのタイエンタメ人気の高まりを、リアルに感じられる空間です。
香りだけでお腹が空く…本格タイグルメブースも大人気
タイフェスの楽しみといえば、やはりグルメ。会場にはタイ料理店がずらりと並び、スパイスやハーブの香りが漂います。定番人気の「ガパオライス」や「パッタイ」「ムーピン」、「タイミルクティー」など、タイ現地さながらの味を楽しめるブースが多数出店していました。
しかし!大行列は覚悟の上。どこもかしこも人!人!人!特に日曜日の夕方などは、ビールの売り切れなどが目立ちました。
ドリアンの量り売りや、段ボールごとマンゴーがまとめ売りもされていて、タイ好きの日本人のみならず、在日タイ人がごっそり買い占める姿も見受けられ、さながらタイのタラート状態と化していることが印象的。
T-POP&タイ俳優ステージに歓声!日本で広がるタイエンタメ人気
今年のタイフェス東京でも大きな注目を集めていたのが、メディアステージ。人気T-POPアーティストやタイ俳優たちが続々登場し、ステージ前には朝から多くの観客が集まりました。
ライブが始まると、一気に会場のボルテージが上昇。音楽に合わせてペンライトを振るファンや、スマートフォンでステージを撮影する人の姿が印象的でした。
近年、日本でもタイBLドラマやT-POP人気が急拡大していますが、その熱量をリアルに感じられるのがタイフェスの魅力のひとつ。「無料イベントとは思えない距離感で推しを見られる」という声も多く、毎年参加する“タイフェス常連組”も増えているようです。
タイエンタメは今、“一部のファン文化”を超えて、日本国内で確実に存在感を広げています。
T-POP・人気タイ俳優・注目アーティストを一挙紹介
ここでは、今年注目の出演者をDACO編集部視点でまとめて紹介します。
T-POP・アーティスト編
LYKN
GMMTV所属の5人組ボーイズグループ。近年のT-POPブームを代表する存在として、日本でもファン急増中です。
圧倒的なダンスパフォーマンスと安定した歌唱力で、ステージ開始直後から大歓声。会場ではLYKNカラーのファッションや応援グッズを持つファンの姿も目立ち、人気の高さを感じました。
BNK48 with special guest ISHII TATUYA
タイを代表する国民的アイドルグループ BNK48。日本のAKB48グループ文化をルーツに持ちながら、タイらしい明るさと親しみやすさで会場を盛り上げました。
日本のアイドルファン層からも支持されており、コール文化を楽しむ観客の姿も。今回のタイフェス東京では石井竜也さんとBNK48とコラボレーション。名曲「君がいるだけで」のタイ語版を披露し、大きな話題となりました。
DEXX
Domundi(DMD)から2025年にデビューした4人組(Barcode、Keen、Ashi、Aungpaoなど)のグループ。
力強いダンスとステージ映えするパフォーマンスで新人T-POPグループとして圧倒的な存在感。
Nanon Korapat
俳優としてだけでなく、音楽活動でも注目される存在。登場時の歓声は非常に大きく、日本人気の高さを実感しました。
InstagramGawin Caskey
落ち着いた雰囲気と歌声で人気を集める俳優・アーティスト。ステージでは“大人っぽい魅力”が際立っていました。
InstagramThe Paradise Bangkok Molam International Band
タイ東北部イサーン地方の伝統音楽「モーラム」を、サイケ、ファンク、ダブ、ロックと融合させた独特なサウンドで世界的に知られています。伝統音楽ではなく“進化するタイ音楽”の象徴”としてフジロックや海外フェスに多数出演。
夕方、タイビールにほろ酔いの観客達が続々と集まり、あちこちで踊りながら楽しむ姿が見られました。それこそタイっぽい風景に記者も心踊りましたよ!
タイ俳優・BLスター編
Tay Tawan X New Thitipoom
日本でも圧倒的人気を誇る“テイニュー”。ステージ登場時には大歓声が上がり、ファンの熱量の高さが際立っていました。ファンミーティングも話題。
Instagram: tawan_v Instagram: newwieeZee Pruk x Nunew Chawarin
Domundi TVを代表する大スター。ビジュアル人気とグローバル人気を兼ね備える話題のペア。ステージでは歓声の大きさが特に印象的で、若年層女性ファンを中心に圧倒的人気を見せていました。
華やかなビジュアルがラグジャリー感となり海外ファンも大勢駆けつけていました。
Net Siraphop Manithikhun x JJ Radchapon Phornpinit
ドラマ『Love Upon a Time』でブレイクし、最近タイBL界で急速に注目度が上がっている組み合わせで、「落ち着いた大人っぽさのNet」と「柔らかく親しみやすいJJ」というコントラストが人気の理由だとか。
Hearth Chindanai(Studio On Fire)
昨年のタイフェスティバルに続き、2回目の登場となり、その存在感で多くのファンを魅了しています。
2026年4月からの新作『One Year』で主演を務め、演技や音楽のみならず、マーケティングや事業推進も手掛けるマルチな才能を発揮するStudio On Fireを代表する存在です。
Nicky Jakob
2026年4月にデジタルシングル『Papaya PokPok』でデビュー。Studio On Fire所属。
Instagramドラマ「Reloved」の出演俳優も!
Peter、Golf、Bee、Yearの4人。
@peter.ptc
@kukunavut
@year.chotritud
@bee_apisit
タイ旅行気分を味わえる観光・雑貨ブースも充実
グルメやステージだけでなく、観光・ライフスタイル系ブースも大人気。
タイ政府観光庁をはじめ、航空会社、ホテル、タイコスメ、雑貨ブランドなど、多彩なブースが並び、会場を歩いているだけで“次のタイ旅行計画”を立てたくなる空間になっていました。
タイ王国大使館ブースで注目を集めた「チュッタイ」展示
今年特に注目を集めていたのが、タイ王国大使館ブースで開催された「チュッタイ:タイ衣装に宿る英知と伝統、その実践」と題したパネル展示。“チュッタイ”とは、タイの伝統衣装の総称で、その背景にはタイ王室の歴史と美意識が深く関わっています。
1960年、シリキット王太后はラーマ9世国王とともに、アメリカおよびヨーロッパ諸国への公式訪問を実施。国際舞台に立つにあたり、「タイを代表する正統な衣装」を明確に示す必要性を感じられたことから、現代生活に適しながらもタイの伝統美を備えた“ナショナルコスチューム”としてチュッタイが考案されたのが起源だそう。
現在では結婚式や式典だけでなく、タイ文化を象徴する存在として国内外で愛されており、2024年にはタイ政府がUNESCO無形文化遺産への登録申請を行っています。
AIで“チュッタイ体験”ができる人気企画も
さらに来場者参加型コンテンツとして人気を集めていたのが、「AIでチュッタイを着ている写真を撮ろう」という体験企画。
会場内のQRコードをスマートフォンで読み込み、自分の顔写真を撮影すると、AIがチュッタイ姿の画像を生成してくれるというもので、“まるで自分がタイドラマの登場人物になったよう”な体験ができることから、若い世代を中心に大盛況。完成した画像をSNSに投稿する来場者の姿も多く見られました。
記者も体験しました。顔写真だけでここまで仕上げてくれるAI技術に脱帽です。近年のタイカルチャー人気を背景に、「タイ衣装を着てみたい」という日本人ファンは増加中。伝統文化を最新テクノロジーと融合させた今回の企画は、タイ文化をより身近に感じられるコンテンツでした。
DACO編集部が感じた「2026年のタイ人気」
今年のタイフェス東京2026を取材して感じたのは、“タイ好き”の広がり方が変化していること。
これまでは「タイ旅行好き」「タイ料理好き」が中心だった印象がありますが、現在はそこに「タイドラマ」「T-POP」「俳優推し活」といったエンタメ要素が加わり、より若い世代へとファンダムが広がっています。
さらにSNSとの相性も抜群。
“映えるグルメ”“推しとの距離感”“海外カルチャー感”など、タイフェスには発信したくなる要素が詰まっています。
日本にいながらタイを体感できる――。
そんな特別な空間だからこそ、多くの人を惹きつけているのかもしれません。
来年の開催も楽しみ!
タイ料理、音楽、カルチャー、そして熱気。タイフェスティバル東京2026は、まさに“東京でタイを感じる2日間”でした。
タイ好きの人はもちろん、「最近タイドラマが気になる」「T-POPを聴き始めた」という人にもおすすめしたいイベント。来年はどんな盛り上がりを見せてくれるのか、今から楽しみです。
(取材・文/さっちぃ)
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