バンコクのジム・トンプソン・ヘリテージ・クォーターが、2023年11月24日にグランドオープンしました。
「タイでシルク製品のお土産」といえばジム・トンプソンの名が真っ先に上がるほどその地位を確立していますが、さらにファッションとアート、グルメに注力したライフスタイル・ブランドの確立を目指し、サイアムの”ジム・トンプソンの家”に「ジム・トンプソン・ヘリテージ・クォーター」をオープンしました。
先日行われたオープニングイベントでは、豪華なゲストと共にこれらの新しい取り組みを公開。イベントの目玉であるファッションショーでは、レディース・メンズ合わせて42もの魅惑的なルックが披露されました。特にリゾートウェアはリラックスしつつも洗練されたジムトンプソンらしさに溢れたラインナップ。最後のルックはシリキット女王陛下のアイコニックなガウンが登場し、ハイセンスな創造性を存分に感じるショーとなりました。
今回は新たにレストラン「Jim Thompson, A Thai Restaurant」も創設し、現在はソフトオープン中。ほかでは見られないようなゴージャスな内装からも同ブランドの美意識を感じ取ることができます。レストランの真上には 「The O.S.S. Bar」が。レトロゴージャスな雰囲気のなか、ミクソロジストが腕を振るう特製カクテルを味わえます。そしてレストランの横には綺麗なトイレを併設。これまで敷地内にトイレがなかったので、来場者には嬉しいポイントとなるはず。
ジムトンプソン製品をその場で購入できるショップ「アイコニック・ストア」は2階建てで、ポーチやバッグの小物からファッション衣類までゆったり見ることができます。2階には資料館「The Evolving World of Jim Thompson Textiles」も常設され、タイシルク王となるまでのトンプソン氏の軌跡に加え同ブランドの歩みと発展、タイのシルク産業に与えた影響などを展示。1960年代のヴィンテージドレスも一見の価値ありです。
もちろん従来のジム・トンプソンハウス博物館も健在。50年代後半にトンプソン氏がタイ各地から移築した6棟の伝統的なチーク材の建造物がそのままの形で展示。1967年に彼が謎の失踪を遂げた後、邸宅は彼の膨大な東南アジア美術のコレクションを展示する博物館へと生まれ変わりました。日本語通訳サービスもこれまで通り継続しています。そして今年すでにオープンしているテラス席でタイ風タパス料理を楽しめる「Jim’s Terrace」や、観光の休憩にぴったりな「Silk Café」も加えると、飲食スペースがとても充実してきました。
一番手前のレンガ・タイル調の建物、ジム・トンプソン・アートセンターはタイ国内外でのアートコミュニティの場として活用され、展示会や特別プログラム、セミナー開催を通してアートの育成をサポートしています。
今まで以上にスケールアップしたジム・トンプソンを体験しに、ぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
Jim Thompson Heritage Quarter
住所:6/1 Soi Kasemsan 2, Rama 1 Rd.
ウェブサイト
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Jim Thompson House Museum
時間:10:00-18:00 無休
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The Iconic Store
時間:10:00-18:00 無休
Jim’s Terrace
時間:10:00-18:30 無休
Silk Cafe
時間:10:00-18:00 無休
Jim Thompson Art Center
時間:10:00-18:00 無休
Jim Thompson, A Thai Restaurant
ソフトオープン中:12:00-16:30(LO:15:30) 無休