5日16時過ぎ、幾多の旅行者が行き交うスワンナプーム空港に、でっかい体躯、大らかなオーラ、そして着物をまとったひと際目立つ4人の男が降り立ちました。彼らの名は、大相撲で活躍した元小結・常幸龍、元幕内力士・豊後錦、熊郷、琴鳳。
7月6日~9日まで、サイアムパラゴンにて開催される日タイ修好136周年記念イベント「ザ・ワンダラス・ジャパン・ヘリテージ」に出演し、タイでは初となる相撲ショーを行います。
初めて見る力士たちの圧倒的な存在感に、集まったタイのメディアや記者たちは大興奮! そんな様子を前に終始にこにこ楽しそうな笑顔を浮かべた4人の力士たちが、時間が限られた中、短いながらもDACO読者のために特別にインタビューに応じてくれました。
―明日からのイベントではどのようなショーを考えていますか?
常幸龍:決まり手など相撲のルールや歴史などを説明して、最後に四股を踏むデモンストレーションを予定しています。
―デモンストレーションの中には4人での取組も見られますか?
常幸龍:はい、もちろんです。ぜひ、実際に相撲を間近で楽しんでほしいですね。
―タイで初の相撲ショーということですが、意気込みをお願いします。
熊郷:タイのみなさんに喜んでもらいたいというのが一番です。タイのみなさんに喜んでもらえたら、何回でも来たいと思っています。
―タイの人にも相撲の稽古をつけたい、相撲を実際に体験してほしいという希望はありますか?
琴鳳:そうですね! 実際に相撲をすると心の垣根が取れて、みんな仲良くなれるんですよ。なのでぜひ挑戦してもらいたいですね。国や人種を超えた交流ができると思います。
―明日からのショーで、実際に一般の観覧客と相撲を取りますか?
常幸龍:はい。客席から呼び込んで一緒に相撲を取ろうと思っています(笑)。なので、ぜひみなさん、気軽に僕たちと相撲を取りに来てください。
―タイで必ず体験して帰りたいと思っていることがあれば教えてください。
豊後錦:タイパンツ! タイパンツを買って帰りたいです(笑)。買い物したいです(笑)。
常幸龍:ムエタイをしたいし、ムエタイのパンツも買いたいです。タイの国技にも興味があります。
―ありがとうございました!
そして、なんと最後にDACO読者のためにメッセージが!
相撲ショーはパーク・パラゴンにて14:00と17:00の1日2回開催されます(ショーの中には太鼓ショー、よさこいショーも含まれます)。また、折り紙ワークショップ(13:00~)、だるま作りワークショップ(16:00~)などもあり、日本の伝統文化の素晴らしさ、美しさを改めて実感できる機会となりそうです。
ぜひ、日本でもなかなか観ることが難しい相撲を間近で鑑賞できる貴重な場をお見逃しなく!
THE WONDROUS JAPAN HERITAGE
日時:7月6日~9日 10:30~20:30
場所:サイアムパラゴン(パークパラゴン)
入場無料
サイアムパラゴンのサイトへ
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