日タイ修好136年、そして日本とASEAN友好50周年を記念するイベント「ザ・ワンダラス・ジャパン・ヘリテージ」が、本日よりスタートした。
会場となるサイアム・パラゴン前広場・パークパラゴンには、「ここは両国国技館なのではないか!?」と錯覚するほどの立派な土俵が出現し、「日本の国技・相撲をひと目見たい!」という多くの人々が駆け付けた。
在タイ日本大使館次席公使の大場雄一氏、そしてサイアム・パラゴンを運営するサイアムピワット社・コーポレートリレーションズ・コーポレートコミュニケーション部門代表取締役社長・マユリー・チャイプロンプラシット氏による挨拶の後、両氏が力強く叩く太鼓の音を合図に、イベントは華々しく幕を開けた。
続いて元小結・常幸龍、元幕内力士・豊後錦、熊郷、琴鳳が入場。前日、スワンナプーム空港での囲み取材時の気さくで和やかな雰囲気とは打って変わり、廻し姿に化粧まわしをつけた4人の力士は実に凛々しく、そして神々しい!
まず、土俵の上で行われたのは、「四股」「股割り」「すり足」などの基本の稽古、「突き出し」「寄り切り」「うっちゃり」など決まり手、「髪の毛をつかむ」「握りこぶしで殴る」「胸や腹を蹴る」など、相撲のルールに関するデモンストレーション。
相撲に関する知識が深まったところで、ついに4人総当たりの取組が始まった。体の大きな力士が正面からぶつかり合う「バチン!」という音が会場中に響き渡る。目の前で繰り広げられる想像以上に大迫力な取組に、観客たちは大興奮! 勝敗が決まる度に会場から大きな歓声が上がった。ちなみに、この回を制したのは4人の中で一番小柄な琴鳳。体格差があっても最後まで勝敗がわからないのが相撲の魅力なのだ。
最後は一般の観客から選ばれた挑戦者である肉襦袢を付けた男性と小さな男の子との取組が行われた。先ほどまでの緊張感あふれる真剣勝負の世界から一転、和やかな雰囲気の中、タイで初めての相撲ショーは幕を閉じた。
相撲ショーは14:00と17:00の1日2回開催。日本が世界に誇る国技をぜひ間近でご堪能あれ!
THE WONDROUS JAPAN HERITAGE
日時:7月6日~9日 10:30~20:30
場所:サイアムパラゴン(パークパラゴン)
入場無料
サイアムパラゴンのサイトへ
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