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設立50周年記念!バンコク病院リレーコラム 10 〜耳鼻咽喉科医・Somsak Wankijcharoen 先生〜

2022年で設立50周年を迎え、東南アジア最高水準の医療を提供する「バンコク病院」が日本人に向けた医療サービスを開始したのは1977年。日本の医学部を卒業したタイ人医師と日本人医師、日本人コーディネーター、日本語通訳らを筆頭にタイで最も歴史のある日本人向けサービス「ジャパン・メディカルサービス(JMS)」として、タイに住む私たち日本人の健康を支え続けています。

そんな「バンコク病院」には、どんな先生が所属しているのか?
一人ひとりご紹介していきます!

耳鼻咽喉疾患のプロフェッショナル

ソムサック・ワンギットジャルン先生/Dr. Somsak Wankijcharoen

担当:バンコク国際病院耳鼻咽喉科メディカルディレクター(Bangkok Ear Nose Throat Center)
専門は耳鼻咽喉科
職務歴:30年
【診察時間】
下記にてご確認ください
https://www.bangkokhospital.com/en/doctor/dr-somsak-wankijcharoen

- これまでのご経歴を教えてください
1987年にマヒドン大学医学部(シリラート病院)卒業後、93年にラチャウィティ―病院で耳鼻咽喉科専門医となりました。
耳鼻咽喉科は耳から鼻、のど(咽頭・喉頭)にかけて診療します。とても複雑な器官ですので、診断には専門医による検査と最適な設備が必要です。

- どのような病気、または症状で来院される方が多いのでしょうか
まず耳に関してですが、耳鳴りや難聴をはじめ、細菌またはウイルス感染症の急性中耳炎、耳の中の違和感や異物感、異音で診察に来られる方が多いですね。職業柄日常的に内耳に圧力がかかるダイバーやパイロットの耳管機能検査、補聴器のご相談も受け付けています。

鼻はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、いびきが多く、症状によっては手術を行います。

のどは咽頭・喉頭の痛み、頸部の潰瘍、声のかすれ、リンパ節の腫れ、唾液腺の炎症や腫れ、腫瘍、がん、甲状腺疾患などがあります。

- 診察はどのように行われますか
それぞれの部位に特化した専用の器具を使って診察します。

経鼻内視鏡検査(Nasal Endoscopy):極小のカメラを鼻から挿入し、鼻の奥から咽頭までを検査します。検査中、医師と患者様は高解像度モニターで鮮明な画像を見ることができます。鼻血や鼻づまり、慢性的な風邪の症状など、鼻腔に発生するさまざまな問題を診断したり、局所的な異常を検出したりします。 この領域のがんを初期段階で発見することができるため、早期に最適な治療を始めることができます。

ファイバースコープによる喉頭検査(Fiberoptic Laryngoscopy):声帯を含む喉頭領域は声のかすれや慢性的な痛み、のどのつかえ、呼吸困難などの問題が起こりやすい場所です。ファイバースコープ検査は痛みもなく、異常を正確に発見することができます。

顕微鏡検査(Microscopy):痛みを感じずさまざまな問題を正確に診断します。例えば耳の検査では、手術で使用するカメラと同タイプのものを使用し、解像度の高いクリアな3D画像で耳鳴りの診断や、外耳炎・中耳炎の原因を発見することができます。

聴力検査/ティンパノメトリー検査(Audiogram and Tympanogram):耳鳴りやめまい、炎症がある場合に行う、鼓膜の動きをみる検査です。

聴性脳幹反応検査(Auditory Brainstem Response):音を電気的な信号で伝え、脳波で聴力をみる検査です。まだ意思表示のできない乳幼児の聴覚障害を早期に発見することができます。また、聴神経の腫瘍や異常のある場所を初期段階から検出することができます。

- 診察を受けるタイミングは
慢性的なのどの痛み、嚥下困難、口腔内やのどのしこりが2週間以上続く場合は、がんなど深刻な病気の初期症状の可能性もあります。ただの風邪かもしれないと自己判断せず、内視鏡やレントゲンを使った精密検査で異常を早期に発見しましょう。

声のかすれは声帯に起きた異常が原因です。喉頭炎や声帯ポリープ、喉頭がんなど治療が必要な病気の可能性が考えられます。声のかすれが2週間以上続く場合は、直ちに医師の診察を受けてください。

血痰は副鼻腔やのどの炎症、のどから食道にかけての良性・悪性腫瘍の可能性が考えられます。血の混じった痰が頻繁に、または数日続く場合は、できるだけ早く医師に相談してください。

「定期検診による病気の早期発見や治療に関する相談も受け付けています」

当院の定期検診は日本の人間ドックに近く、幅広い項目で検査を行っており、企業のバックアップとして年間約1万人の方が定期検診に訪れています。病気の早期発見に繋がるため皆様には必ずお受けいただきたいですし、その他、些細なことでも気になる症状や体の変化などありましたら、お気軽にご相談ください。[/su_note]


バンコク病院JMS日本人専門クリニック

住所:2 Soi Phetchaburi 47 Yaek 10, Bang Kapi, Huai Khwang, Bangkok 10310(BTSトンロー駅から車で15分)
Tel:+66(0)2-310-3257(日本語・7:00〜17:00)/+66(0)2-310-3200(代表)
E-mail:jpn@bangkokhospital.com
Facebook:BangkokHospital

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