「あれは鳥かごだろうか?」
アフタヌーンティー・セットを初めて目にして、そういった者がいたとかいないとか。ところが、最近のバンコクではその印象を覆す、斬新なアフタヌーンティー・セットが流行っているとかいないとか!
今年1月、BTSトンロー駅から徒歩2分のトンロー通り沿いにオープンした、ホテル・ニッコーバンコク。1階にあるCURVE55は、「日本の四季」がコンセプトとなっているラウンジです。
ハナの21歳・人生初めてのアフタヌーンティーに行って来ました。全身新しい服を買うくらい気合をいれて! 今回は、「夏」をテーマにしたアフタヌーンティーをご紹介!
2種のブランドから選べるお茶と、菓子箪笥が……!?
最初に運ばれてきたのは、2種類の紅茶セット。タイ産の紅茶CHAR Flower Teaと、フランスの有名ブランドMariage Frères(マリアージュフレール)から、それぞれ1種類ずつ選べるそうです。CHARのビンには、ドライフラワーのようなものが。どんな風味がするんでしょうか? 気になります。
ハートをあしらったガラス製の入れ物は、何に使うんだろう、と見ていると、紅茶を温めるための火を点すためでした。予想できないのはまだまだおしゃれ度が足りないってことなのか!?
次はなにか、と心ウキウキで待っていると、運ばれてきたのは、なんと菓子箪笥……?! この取材前夜、予習のため見ていた「アフタヌーンティー 画像」検索ではいろいろなセットがありましたが、こんなセットはまったくなかった!
満足のセイボリー、充実のスイーツ
さてさて中身はといいますと……
まずはセイボリーから。
こちらはスパイシー・キングクラブととびこのアボカドロール。ぎっしりつまったカニに思わずニヤッとしてしまいます。マンゴー・サルサで和えたアンダマン海老のカクテル。マンゴーと海老の相性バツグン、甘酸っぱいお味となっています。バーベキューポークのチーズタルトは、小さいサイズながら大満足のジューシーさでした!
こちらがスイーツです。
水信玄餅や和菓子(という名前でしたが、これは練り切り)など、和テイストのスイーツもまた日系ホテルならでは。色合いもかわいらしく、見ているだけで幸せになります。
紅花が散らされた水信玄餅は、なめらかな口当たり。
こちらの練り切りは「ひまわり」をモチーフにしているそう。
スタッフのタイ人の方、練り切りを見て「サネージャンみたい!」と喜んでいました。「はて? サネージャンとは?」とさっそく検索。たしかに見た目は似ています。
上にちょこんとお花が乗ったピーチマカロン。
コーンに入っているのは、ゆずクリームでした。夏らしい、さわやかな香りー。
あ、こちらはみんな大好き、マンゴー・ムースです!(心の中でガッツポーズ!!)
このウナギが入っていそうな重箱に入ったスコーンは一番のおすすめです。なんでも、スタッフさんによるとホテル内ベーカリーで焼いているそう。マスカルポーネクリームとオレンジジャムを添えずに、そのままかじってもおいしかったですよ。自然な甘みが口に広がります。
セットに手を付けていると、お湯を注いだドライフラワーが広がって満開になっていました。(CHARのフラワーティーの方です!)
味が薄いかと思いきや、食事の合間に飲むと口の中がすっきりして相性抜群です。涼しい(寒いほど!)ホテル内でいただくあったかいお茶は、贅沢な気分にさせてくれます。
タイ人やほかの国の友人たちに、日本を紹介できる!
今回のアフタヌーンティー、価格は2人で990Bです。スパークリングカクテルもしくはワインをプラスしたセットは1190B。5ツ星ホテルのラウンジで過ごす、ゆったりしたひと時がこの価格で手に入るなんて……! 今後も行く機会を狙うしかないです、これは。
ちなみに、1人分はセットの半額で楽しむことができます。デートで行く際にはぜひこれを使って予行練習を。きれいに食べられるとかっこいいですよ! (ぼろぼろとこぼしてしまった自分)
でも、行っただけで少しオトナ度が上がった気がします。やったね。
もし今度タイ人やほかの国の友人と食べにきたら、日本の食べ物を紹介することもできて楽しそうです。
「夏」セットがいただけるのは8月いっぱいまで。その後の季節はどんなセットに様変わりするんでしょうか?! そちらも要チェックなりー。
CURVE55 AFTERNOON TEA SUMMER
時間 12時~17時 無休
電話 0-2080-2111
HP www.nikkobangkok.com
FB hotelnikkobangkok
場所 Hotel Nikko Bangkok, 27 Sukhumvit 55 Rd.
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