非営利団体「サザンペン」では、30年以上にわたり旅行作家・下川裕治氏が中心として、バングラデシュ南部都市・コックスバザールにある私立小学校を運営してきました。しかし近年の物価上昇や現地での盗難トラブルが重なり、現在緊急的な資金が必要な状況となっています。そのため皆さんからのサポートを募りたく、クラウドファンディングを立ち上げました。
ウシュコラ小学校が直面している課題
バングラデシュ南部のコックスバザールの仏教寺院のなかにある「ウシュコラ小学校」。コロナ禍の時期は政府の指示で休校がつづきましたが、再スタートし、いまは100人を超える生徒が通っています。
これまでマンスリー型のクラウドファンディングで、温かいご支援をいただきながら続けてきました。しかし2024年、学校で盗難があり天井の扇風機(フライファン10台)、電気系統のコードが持ち去られてしまいました。さらにシロアリの被害によって壁がひとつ壊れた状態です。暑い時期に向けて、なんとか扇風機の設置を考えています。昨年はじめたコンピュータークラスも、電源が復旧しないと開講できない状態です。
このプロジェクトで実現したいこと
<侵入を防ぐ鉄格子の設置>
夜警を雇うことを考えましたが、月に1万円近くがかかり、経費不足のなかでは難しいため、裏側の窓すべてに鉄格子をはめます。表側は改修時に鉄格子を設置しましたが、裏側は木製の窓。今回はそこを壊されて侵入されてしまいました。同時に壊れた壁も修復します。この工事にかかる費用は約20万円と見積もっています。
<扇風機の設置>
まず電気の復旧を行い、その後、天井への扇風機の設置を考えています。扇風機の種類は現地で検討していますが、台数は10。工事費を含め75万円ほどが必要になります。
<先生たちへの給与増額>
バングラデシュは経済成長期に入り、物価が2~3倍に急騰。同時に社会のさまざまな問題も浮き彫りになってきています。物価高は先生の生活を圧迫しています。9人の先生は自らアルバイトをするなどでしのいでくれていますが、なんとか先生たちの給与を増額したいと考えています。仮に1年間、先生の給与を9人で7万円ほど増額すると、84万円ほどの資金が必要です。
スケジュールと資金の使い道
扇風機の設置など、まずは暑くなる時季を目安に資金を集めたいと考えています。
スケジュール
3月 実行委員会の立ち上げ
4月 クラウドファンディング開始
5月 扇風機設置に向けた現地との調整(費用、台数の決定)
6月 クラウドファンディング終了
7月 窓と壁の修繕費用に向けた現地との調整(費用、修繕箇所の決定)
扇風機設置、修繕
8月 窓と壁の修繕開始
費用
・鉄格子の設置:約20万円
・扇風機の設置:約75万円
・先生の給与:上記以外
最後に
現在、学校支援のマンスリー型クラウドファンディングを継続し、22人の方から支援をいただいています。このネットワークをさらに広げていくことを考える一方で、一時的ではありますが、緊急支援を募り、先生の給与を支援していければと考えます。鉄格子と扇風機設置に加え、1年間の先生の給与の増額のために、計200万円を目標にCAMPFIRE for Social Goodでの運営費援助をお願いできればと考えています。
2024年3月には既存のマンスリー型支援者とともに学校を訪問。生徒たちと一緒にゴミ拾いしました。
\こちらのリンクから、ぜひご支援をよろしくお願いします!/