タイ料理

【食先案内人・ペーの屋台の細道】バミー・ガイトート (フライドチキンのせ中華麺)

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バミーとスイートチリソース

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バミー・ガイトート

タイ人はタレ好きだ。主役級といっていい。たとえばカオマンガイ。どんなにご飯がふっくら炊けて鶏が最高のゆで具合でも、タレがなければ終わりだ。タイスキや魚介料理も同じ。

どんなに素材や味付けがよくても、タレがなければ完成しない。タレがあればいいわけでもない。お代わりも必要だ。タイ人はタレを好きなだけ使いたいのだ。ファストフード店でもタレはお代わり自由だし、お代わりを巡って新聞沙汰になったこともある。タイの日本料理店の中には、タイ人客がタレをたっぷり使うことに不満な店もあるようだが、ここはタイ。「タイ人に日本料理は無理」と嘆かずに、タイ人の習慣や嗜好にご理解いただきたい。

タイ人のタレ好きを象徴する料理がある。フライドチキンをバミーにのせ、ガイヤーンの甘辛いタレをかける、ある店のオリジナル料理だ。

チキンはまんべんなく覆われたカリッカリの衣が特徴で、かぶりつくと柔らかな肉からうまみがじゅわっとあふれ出てくる。店主によると、うまい揚げ方の秘訣は二度揚げとのこと。

一度揚げたら15分休ませ、二度目の揚げに入る。すると、油を吸い過ぎることなく、外カリ中ジュワになる。さらに特徴的なのが、モヤシではなくキャベツの千切りを合わせること。料理に甘みと歯ごたえを加えてくれるだけでなく、強烈な個性となって記憶に残る。

そして何よりもこの料理に欠かせないのが「タレ」。ガイヤーンのお供のスイートチリソースだ。仕上げにかけてサーブされるので、麺全体をよく混ぜてから食べよう。甘塩っぱさの向こうに隠れた辛みが良いアクセントになっている。ツルッツルの平打ち卵麺との相性も抜群だ。

もしもタレが不要なら、気兼ねなく店にそう伝えよう。「日本人にタイ料理は無理」なんて嘆く人はいないから。

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クイティアオ・ガイ・ルンルアン

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1957 年にフアイクワーン市場で開業し、間もなく創業60 周年を迎える老舗麺屋。現在は若く麗しき3代目エーさんが切り盛りする。店名は創業者である祖父・ルアンおじさんの名から。祖父亡き後は、祖母が自宅に店を移し現在に至る。看板メニューはオリジナルレシピのクイティアオ・ガイ(鶏入り米麺)。今回紹介したバミー・ガイトート(40B)は、セットのスープも普通じゃない。鶏ガラを長時間煮込んだ濃厚なスープは評判の一品だ。

DATA
時間:10時~23時 無休
電話:0-2276-6856

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