「日本の牡蠣はこの時期が一番うまいんですよ!」と米川シェフがいう。
「では、生牡蠣をください」とオーダーするとニコッと笑い、厨房へと向かっていった。
ウェスティングランデ・スクムビット8階「吉左右」が昨年7月に全面リニューアルをしてからずっと気になっていたので、タイミングをみて行くことにした。
店内に一歩足を踏み入れると、やわらかいダシの香りが漂い、落ち着いた照明と木の温かみがふっと気持ちを落ち着かせてくれた。
ここのおすすめは2月ごとに変わる季節のメニューで、1月2月は牡蠣とアンコウが旬の食材となる。
手間隙かけた贅沢な食べ方
奥:前菜5種盛り合わせ、手前:アンコウのから揚げ720B(税サ別)
アンコウと言えば肝と鍋料理が有名だが、今回はから揚げをオーダーした。
下ごしらえで昆布ダシと酒に漬けられたアンコウを低温でじっくりと揚げる。
そこに新鮮なレモンを絞ってかぶりつくと、やわらかい身から甘みがあふれ出し、口の中いっぱいに広がった。
これはうまい! 旬のアンコウがこんなにも甘みが強いとは、予想を遥かに超えていた。
活殻付牡蠣1ピース440B、2ピース850B(税サ別)
続いては生牡蠣。
すべて日本から輸入し厳しいチェックを通ったもののみを使用する。
味付けはレモン、マナオ、おろしポン酢、白ワインビネガーと用意されているので、それぞれ好きな食べ方で楽しめるのが嬉しい。
旨味がギッシリ詰まった生身は磯の香りと癖のない苦味が合い重なってなんとも奥深い。
たった一口食べただけなのに長い時間味に浸ってしまった。
牡蠣のベーコン包み焼 柚子ポン酢バターソース950B(税サ別)
最後に米川シェフお勧めの牡蠣のベーコン包み焼・柚子ポン酢バターソース。
旨味を逃がさないよう玉子を絡めて焼き上げた牡蠣を厚めのベーコンに包みキノコとソースで味付けする。
味の強いもの同士の融合された味も然ることながら、面白かったのが食感。
弾力のあるベーコンととろみの効いた牡蠣の感覚が新しい。これはぜひ味わってもらいたい。
「ダコ見た!」で特典あり
5月31日までダコ読者限定のプロモーションを実施中だ。
予約時に「ダコを見た」で10%の割り引き(フードのみ)と緑茶サービス、6名以上でプライベートルームの利用が可能。
タイでも日本の旬の食材が食べたいと言うときや接待にお勧めの一店だ。
吉左右
場所 ウェスティングランデ・スクムビット8階
時間 12時~14時半、18時~22時半 無休
電話 0-2207-8000