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新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための規制も徐々に緩和。タイに活気が戻ってきた!
とは言っても、なかなか海外には行きにくいのも事実。
でも、タイに住む人にとっては、改めてタイを知るチャンスでは?
これまで触れることのなかった場所にも、ぜひ足を運んでほしい!
ということで、今回はタイのソウルミュージック「モーラム」の演奏を聴きながら食事ができる「イサーン・パブ」を紹介。
前編では、「イサーン・パブ」がどんな場所なのか、説明しましょう!
そこには、華やかな未知の世界が待っています!
はじめてイサーン・パブへ行くキミへ
イサーン・パブというのは食べ物やお酒を楽しみつつモーラムが聴ける場所のことである。経験がない人にとっては、モーラムを聴きに行くというのはハードルが高く感じるかもしれない。
でもせっかくタイという音楽大国にいるのに、生のモーラムを聴きに行かないのはヒジョーにもったいない。こちらで紹介するお店は外国人も来るお店なので、驚かれたり拒否されたりすることは一切ないからご安心を。
そして何より、イサーン人は外国人がモーラムを楽しんでくれることを嬉しく思っているので、遠慮なんていらない。踊ってもいいし、踊らなくてもいい。踊りが下手でもだれも何も言わない。モーラムはだれにでも開かれた音楽なのだ。ちょっとした居酒屋にでも行くのと同じ気持ちで、マナーを守りつつ、楽しみたいように楽しもう。
イサーン・パブ作法
入場
基本的に入場料はなし。特別な歌手のライブがある時だけ100~150Bほどの入場料が掛かる。またお酒も提供する場所なので、20歳以下は入場禁止。年齢確認ができるものを持っていこう。どの店も、平日でも23時以降の遅めの時間に行くと盛り上がっていて面白い。
着席
入店したらだれに案内されるわけでもないので、空いている席に自由に座ろう。舞台に近い席だと見応えがあり、周りのイサーン人に腕を引かれて否応なく踊らされたりするのでオススメだ。
注文
近くにいる店員を呼んでメニューを持ってきてもらう。Part2ページで紹介するイサーン・タワンデーンは英語のメニューがあるので問題なし。イサーン・ラムプルーンはタイ語メニューだが写真があるので指差し注文が可能。英語が流暢に話せる店員はほぼいないが、単語程度は理解してもらえるのでコミュニケーションは問題なく取れる。
演奏中
歌手の中には、店からの給料がなくお客さんからのチップが収入源になっている人もいるので、良いと思った歌手にはぜひ舞台前まで歩み寄ってチップを渡そう。現金(20~100Bくらいが適当)をそのまま渡しても良いし、上級者は店員に伝えてマーライ(花飾り)を買って首にかけてあげるのでもよい。マーライは200~1000Bほど。「マーライ○○バーツ」と希望額と共に店員に伝えれば用意してくれる。チップの金額に加えて、花輪代で20Bほど掛かる。渡すタイミングは、歌っている最中で問題なし。むしろその方が歌手も喜ぶ。
会計
会計のときは近くにいる店員に「チェック・ビン」と伝えよう。ぼったくられることはまずないが、計算間違いはあるかもしれない。よく確認しよう。お釣りの一部(100B前後)をチップとして店員に渡すとスマート。
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