スタミナ冬至かぼちゃ
カボチャ 200g
小豆 100g
豚バラ肉 150g
ニンニク 1~2片
唐辛子 お好みで
油 適量
小口ネギ 適量
ヤマモリの甘口しょうゆ 大さじ1
(1) 小豆を1~2度茹でこぼしてから、やわらかくなるまで茹でておきます。
(2) カボチャは一口大に切ってレンジにかけて柔らかくしておきます。
(3) フライパンに油、ニンニクと唐辛子を入れて火にかけ、香りが出たら豚肉を入れて炒めます。
(4) カボチャ、小豆も加えてニンニクの香りがうつったら、甘口しょうゆを加えて味をなじませます。盛り付けてネギをちらします。
カボチャはレンジにかけると楽です。一口サイズにカットしていますが、薄切りでもいいでしょう。小豆はあらかじめ水に浸けておく必要はなく、すぐに茹でられるので便利ですが、多少、時間がかかりますので、他の料理にも応用するようにまとめて作るといいかもしれません。
スープやみそ汁に入れても美味しいです。スタミナ料理ということでニンニクを使っていますが、ショウガ味にしてもよく合います。小豆としょうゆの色で見た目が地味になるのが悩みですが、いかにも滋養のある料理という感じではないでしょうか。
よもやま話
何かとバタバタする12月に忘れがちなのが冬至。1年で最も昼が短い日ですが、この日を境に太陽の力が強くなって幸運に向かうと信じられています。
冬至といえばカボチャと小豆でしょう。カボチャは、カンボジアを通って伝わったのでカボチャと名付けられ、中国語の「南瓜」という字をあてられました。
また、中国の南京を通って伝わったので「南京」と呼ぶ地方もあります。どちらも「なんきん」と読めて「ん」が二つつきます。冬至には、「ん」のつくものを食べると運がよくなるのだそうです。
小豆は、太陽の色だの血の色などど考えられ、邪気を払うとされてきました。子供が生まれたり果実が豊作になったりするという言い伝えもあるようです。どちらも滋養に富み、健康祈願でもあったようですが、2つの食材をまとめて食べてしまえとお粥にしたものが「冬至粥」、煮ものを「冬至かぼちゃ」と呼んだりします。
冬至かぼちゃをちょっとアレンジしてパワーアップしてみました。冬至の日に限らず、普段の食卓にも試して欲しい一品です。
一般に小豆もカボチャも甘く煮られることがありますが、塩気があってもいいと思うのです。そこで考えたのがこのスタミナ冬至かぼちゃです。
ヤマモリの甘口しょうゆをきんぴらによく使うことがありますが、ニンニクと唐辛子を使ったこの料理にやはりよく合いました。
〈ヤマモリ提供〉