現在印刷中のダコ388号「街の情報 What's NEW」に以下のような記事が掲載予定です。
(引用ここから)
ロット・トゥーの待機場所がSARLマッカサン駅に移動
タイ軍事政権は6月24日、戦勝記念塔周辺の交通渋滞緩和を目的として、7月1日よりロット・トゥー(乗り合いバン)の待機場所を変更すると発表しました。
乗車券の販売およびロット・トゥーの乗り降りは従来どおり戦勝記念塔周辺で行われますが、客を乗せていないロット・トゥーはエアポートリンク(SARL)・マッカサン駅周辺で待機することになります。また、乗車券の販売窓口も事業者あたり1テーブルに制限すると共に、同じ目的地でも事業者ごとに異なっていた乗車料金を統一するとのことです。
今回の変更に伴い、①チケットの販売および乗り降りする場所が変わる、②運行スケジュールに混乱が生じる、などの可能性がありますので、利用の際はご注意ください。
(引用ここまで)
利用者にとって重要なのは太字&下線部分です。
入稿スケジュールの関係で上記記事は6月25日時点の情報になりますが、念のため7月1日時点の状況を調べに行ってみました。
■マッカサン駅編
まずはエアポートリンク・マッカサン駅。ちょうど駅の北側と線路の真下に待機場所が用意されています。入り口には上の写真のような看板がありました。また、3人ほど兵士が待機していて、やってくるロット・トゥーに以下のような地図を渡しています。
タイ語なのでわかりづらいですが、真ん中の長方形がマッカサン駅。戦勝記念塔周辺のロット・トゥーを1~7のエリアに分けて、「センチュリーで待機してた車は2番のところで待機ね」と区分けしています。
5~7はこういう路上に停めるようです。ただし、1日13時半時点で5~7番には1台もロット・トゥーはなし。
1~3待機場まで行ってみると、すでに待機しているロット・トゥーが。ただし、たったの7台しかいませんでした。
テレビクルーらしき人が数人いて、関係者にインタビューしていました。
実際にマッカサン駅の待機場は本日から稼働しているようですが、ここで待機するロット・トゥーは今現在はほんの数台程度です。
入り口に地図配布役がいた事からも、まだ待機場としてはロット・トゥーの運転手たちに浸透していない様子です。
これから徐々にここで待機するように移行していく、といった感じでしょうか。
■戦勝記念塔周辺編
その足で、今度は戦勝記念塔周辺に行ってみました。
戦勝記念塔周辺のロット・トゥー乗り場の写真です。
まずは古い写真ですみませんが、5年前に撮った「アユタヤー行きロット・トゥー乗り場周辺の写真」。
写真の右下に注目ください。道路からはみ出んばかりにロット・トゥーが停まっています。
これが今日はこんな感じに。
みごとにすっからかんになりました。南東側の乗り場もこんな感じです。
以前はこの道路の右側にびっしりロット・トゥーが停まっていました。
この後、ロット・トゥー乗り場周辺をざっと見て回りましたが、一部のロット・トゥー路線で券売所が変わったようです。
一部の券売所が写真のように白・紺・オレンジの看板を掲げるようになりました。これは政府が出している看板で、看板には「バンコク発~行きは●B」という料金のほか、公的に認められた料金体系(40kmまでは1kmあたり51サタン、41~150kmまでは1kmあたり44サタン、151km以上は1kmあたり39サタン、エアコン代を運賃の40%まで課金可能)や運営のルール、クレーム先の電話番号などが書かれています。
改正前の状態を細かくは把握していないので、正確なことは分かりませんが、今回の改正により、券売所の若干の移動や料金の改訂があったかと思われます。
また、ロット・トゥーが戦勝記念塔から離れた場所で待機するようになるため、これまでは切符が売れ次第、すぐに近くのロット・トゥーを呼び出して客を乗せられていたのが、若干時間がかかることになるはず(つまり、客が車に乗り込むまでの待ち時間が長くなる)。運行スケジュールに少し遅れが生じそうです。
実際、ロット・トゥー乗り場周辺で車を待っていた客の数は今までより多かった気がします。というわけで、ロット・トゥーを利用する予定のある方は、これまでより時間に余裕を持って戦勝記念塔へ行くことをおすすめします。