4月から5月にかけて最盛期を迎えるマンゴー。チェンマイの「金子農園」では、日本人オーナーの金子さんが品種改良に取り組み、高い評価を得るブランド『太陽の雫』が作られています。 その美味しさの秘密を探りました。
チェンマイで、日本人が生産するブランドマンゴー
バンコクから飛行機で1時間ほど行ったところにあるタイ北部の古都チェンマイ。いつ訪れても空気が爽やかで、気温も幾分涼しく感じられる人気エリアですよね。
チェンマイは寺院なども多く観光も楽しいですが、山間の地域では果樹園や畑などの農業が盛んなことでも有名です。なかでもチェンマイの山の最高峰、ドイ・インタノン山を北に臨むエリアはマンゴー作りに最適な土地。ひとたび車を走らせると多くのマンゴー畑が連なる長閑な風景が広がります。
つややかな緑が目にまぶしく、マンゴーの最盛期4月から5月にかけては収穫で忙しくしている農家の姿を度々目にするでしょう。
ここチェンマイの山麓には、50000坪という広大な面積の敷地を誇る、日本人オーナーのマンゴー農園があります。その名は「金子農園」。タイのデパートで売られている、タイでしか食べられないマンゴーのブランド『太陽の雫』(旧名『Mango Qeen』)の生産をしている農園です。オーナーの金子さんは、チェンマイの清涼で肥沃な土壌に惚れ込み、30年程前の1990年春からこのマンゴー果樹園を作り始めました。
チェンマイの自然の素晴らしさをあげたら枚挙にいとまがありませんが、そのなかでもまず特筆すべきは「水のおいしさ」。山麓付近には多くの名水の生産地もあります。
チェンマイのプレミアムマンゴー『太陽の雫』が生み出されるためにも、美味しい水は必要不可欠でした。金子農場では、地下1000mの井戸が掘られています。というのも、皆さんご存じの通り、乾季ともなればタイ全土で雨はほとんど降りません。みずみずしくおいしい果物を大きく実らせるには、潅水は必要不可欠なんです。
地下深くからくみ上げられた水には多くのミネラルも含まれています。このおいしい地下水のおかげで、プレミアムマンゴーはぐんぐん成長しました。文字通り、燦燦と光が降り注ぐチェンマイの『太陽の雫』そのものです。
品種改良に取り組み、世界が評価する絶品マンゴーが誕生
タイで流通しているマンゴーは、50種類ほどあるといわれています。季節を問わず生産されるように品種改良され、最近では常時スーパーでも2~3種類のマンゴーを見かけるようになりました。タイに来てから、マンゴーの種類や味、香りの豊かさに驚き、「マンゴー熱がさらに上がってしまった!」という日本人もたくさんいるのではないのでしょうか?
今でこそたくさんの品種が出回るようになったタイ産マンゴーですが、もともとタイではマンゴーの品種改良はそれほど盛んではありませんでした。金子さんがチェンマイで農場を始めた90年代にはほとんど行われていなかったのです。
マンゴーの品種改良の先駆者として、質の高いマンゴーを試行錯誤して作り始めた金子さん。接ぎ木や剪定をすることによって、大粒の果実を生むことに成功しました。なかには、偶然生まれ糖度25を出す希少品種(品種名:Miyabi)もあります。開発された多くの品種は、接ぎ木による接ぎ木を重ね、掛け合わせて生まれた品種です。
果物は、1本の木にたくさんの実を実らせることができれば、生産性が上がります。しかし、金子さんの研究は採算度返しで行われました。例えば、「Takara」という品種は、1本のマンゴーの木にたった10個しか果実を残さず、その分、大きさと甘さ、美味しさを極限まで引き上げています。
30年もの長い間、民間の農場で品種改良を行うためには、潤沢な資金が必要ですが、金子さんの「大きくて甘い美味しいマンゴーを生産したい」というこだわりによって、世界初・唯一無二のプレミアムマンゴーがタイで生み出されることとなったのです。実際にこのプレミアムマンゴーを食べた方からは、「上品で、香りが良くて、これはデパートマンゴーだよね。もしくは千疋屋レベル(バンコク在住40代女性・Sさん)」などの声も聞かれています。
金子さんは、長年マンゴーの研究に没頭する一方で「チェンマイの地元の人たちを幸せにしたい、貧困層が多い農家を救って地域に貢献したい」という思いも強く抱いています。
金子農園のスタッフだけではなく、地元の農家にマンゴー生産の技術支援や出来上がった果実の流通のお手伝いまで請け負い、長年かけて作り上げたマンゴーの木も挿し木を譲って、育て方の指導まで行ったといいます。
ちなみに、木に10個しか実らせず大粒にこだわったマンゴー「Takara」の噂を聞きつけ、遠路はるばるドバイから資本家が視察に訪れ、畑ごと買い付けが行われた年もあったといいます。このように、世界の美食家たちにもその名が知られることとなった『太陽の雫』は、チェンマイの人たちの暮らしをさらに豊かにしました。
貴重なブランドマンゴーが手に入る「木のオーナー」を募集
金子農場では、「マンゴーの木のオーナー制度」も行っています。チェンマイの風と空気を全身で感じながら農業体験に参加することが出来るほか、オーナーには特別に売れ切必須な特大のマンゴー5種をキープするので優先的に選りすぐりのマンゴーを手にすることが出来ます。希少種5種を食べた人のなかには「こんなに大きくて甘いマンゴーをいっぺんにいろいろ食べたことがない、様々な香りも味わえて大満足」という方も大勢。贈答品としても大変喜ばれているんだとか。
一昨年前から始まったこのオーナー制度、通年100口ほどのスポンサーを募集していますが、いつも募集開始早々に売れ切れとなっています。
気になる方は、3月27日と4月3日にプロンポンにてセミナーが無料開催されるので、ぜひスケジュールをご確認の上、参加してはいかがですか。
奇跡のマンゴーの木のオーナーになりませんか?
日本人がチェンマイで30年の歳月をかけて、日本の品種とタイ産のマンゴーの交配種を重ねて誕生した奇跡のマンゴー 。「マンゴーの木オーナー制度」の説明会と試食会を開催します。
※1年間マンゴー農園オーナー 1口1万バーツ
※ オーナー制度には管理費、送料の一部が含まれます。
※ 今年は5種類ミックスで送ります。参加費無料! セミナーを開催
【サロン・オ・デュ・タン会場開催】
日時:2021年3月27日(土)および4月3日(土)、両日とも10時~(60分)/13時~ (60分)
会場:サロン・オ・デュ・タン(BTS プロンポン駅から徒歩4分)
応募数:各回限定 25名様、ご予約のみ。先着順【ボイスホビークラブ会場開催】
日時:2021年4月24日(土)および5月1日(土)両日とも 10時~(70分)
会場:ボイスホビークラブ(BTSプロンポン駅最寄)
応募数:各回限定 30名様、ご予約のみ。先着順
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