ワンデートリップ

ノスタルジー雑貨市場「バーン・ルアン」旅情

時は流れない。それは積み重なる。ウィスキーのCMで聞いた当時、実感が持てる歳ではなかったが、なんだかカッコよく、心に響いた。バンコク周辺にある100年クラスの市場に初めて行った時、ふと思い出した、この言葉。雑貨市場「バーン・ルアン」にも、5代も積み重なった時があった……。

案内係:ポック(左)とテンモー(右)。
旅して書く係:浴衣姿で三線を手にさすらう火野村豪(中)

バンコク市内からサムットプラカン県方面へ1時間20分。週末がメインの市場ですが、僕達が行った平日でもなかなか楽しめます。と言っても、きゃあきゃあ浮かれた楽しみではありません。「癒される」「ホッとする」といった、まるでヒーリング市場。というより商店街といったところかな。

 

まずは入り口に。

いきなり商店街イチ大きな食堂があり、その左には昔、使われていたであろう人力車が。これは日本のものとまったく同じ。週末は稼動しているんだろうか? 思わず乗り込みたくなります。店先には中華系のお菓子達。可愛らしい色合いの饅頭も。いつか見たようなモノが歩いていると、目に飛び込んできます。そして、僕のアンテナにビビッと引っかかってきたのが、そうです、これです! マンゴーが傷付かないように育てるためのカゴ。決してラクロスのラケットではありません。これに電球でも入れてつるせばそれだけでおしゃれな照明になります。

それにしてもこの商店街、雑貨屋さんが多いです。さながら田舎の、なんでも屋さん。そんな店並みを眺めながら、また歩いていきます……。

おっ、駄菓子屋さんの群れ!ここは良かった。ひときわ目に付いたのが、子ども宝くじ! 日本の駄菓子屋なら、これを引いて1等、2等となるのですが~ここはそんなミミッちくないのです。この宝くじボード自体が売り物なのです。いろんなパターンがありましたが、大きいものでこのワンセットで50B。思わず2つ大人買い! 今度、飲み会ででも使えば盛り上がること間違いなし!

商店街の突き当たりは川になっております。そこには週末活躍するであろう、水上市場の船が待機していました。その突き当りを、左に曲がると、親子5代に渡って営まれている薬局があります。いやはやエエ~雰囲気をかもし出しています。この通りは、以前テレビの撮影でも使われたと。そうでしょうとも!

ノスタルジック感満載なので、「今の時代」を求める人には物足りないかもしれませんが、「あの時代」に浸りたい人にはピッタリ。
すぐ横を、コウノトリ、サギ、カルガモが列を成して歩いています。普段、こんな景色を見ることもなかった僕でありました。次は週末、行ってこよう。ひとり、のんびり、やっぱり三線を手に。

行き方

●王宮前広場のプラメートラニ像近くに、待ち構えている青塗りのロット・トゥーに乗る。
●ボディー横と運転席前にタイ語で「バーン・ルアン行き」と明記。1名80B。
●ドライバーとのコミュニケーションはタイ語で。ロット・トゥーは40分毎に出発。

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