ちょっトリップ

陶器の村「クム・ウィマーン・ディン」

車で高速乗って2時間弱のチャチュンサオ県へ

多くの駐在員ファミリーは、運転手付きで車が使える日があるそうです。そんな当たり日には、普段行きにくいレジャー施設に出かけませんか。自然のテーマパークは、バンコクっ子も興味津々です。次はあなたが、土いじりできますように。

旅して書く係 カピ あまり蚊に喰われないのが自慢

土の笑顔に癒されに。車でひとっ走り

クム・ウィマーン・ディン。「土の天国の隠れ家」とでも訳せばいいのかな? バンコクの東隣チャチュンサオ県にあるその村は、
タイのテレビや雑誌でもしばしば取り上げられる素焼き陶器の村。

どんなところか訪ねてみました。高速7号線で一路東へ。スワンナプーム国際空港を通り過ぎてチャチュンサオで高速を降り、下の道をさらに1時間弱、ひたすら走ります。 見渡す限りの水田の中、曲がりくねる農道を進むとふと道端に現れる土の小屋と表札。ここがクム・ウィマーン・ディン。土日祝日のみの営業という、呑気な陶器の村に入ってみると、緑の木々や花、沢山の素焼きの人形、オブジェが出迎えてくれます。ここの人形たちはみな、思わず見ているこちらも同じ顔になりそうな満面の笑顔。日常の中でこってり溜まったストレスも吹き飛びそうなゆる~い人形たちの表情にほっこり癒されます。

素焼き体験の後はぼんやり

こちらの工房では、粘土をこねて人形作りが楽しめます。さっそく挑戦。スタッフはタイ語のみですが身ぶり手ぶりで手伝いながら教えてくれます。なかなか上手にできず慌てて作り直してると「チャイ・イェン・イェン!(落ち着いて)」と笑われます。ゆったりした気持ちでないといい笑顔の人形は作れないということですね。反省……。道具も貸してもらえて40B(入場だけなら30B)、作ったものはそのまま1個ずつ持ち帰りが可能。乾くのに2~3日。もしきちんと焼成したい場合はスタッフに相談してください(別料金)。

村の真ん中にはハンモックのある休憩スペースもあります。コーヒーやアイスティーを飲みながら、オーナーたちが手作りした土の家や水路にかかる小さな橋をぼんやり眺める……、このまま寝てしまいそうです。お土産コーナーでは小ぶりな素焼きの風鈴が60Bから。素朴な音を奏でています。

ガネーシャと市場でさらに深く和みましょっ

帰り道、やけに目立つガネーシャの描かれた看板がアチコチにあるのが気になって、少し寄り道です。陶器の村から町に戻る途中で曲がり、5分ほどのところにあるワット・サマーンラットナーラームというヒンドゥー教のお寺に巨大なガネーシャ像が寝そべっています。しかもピンク色。妙に愛嬌のあるガネーシャ像ですが、大勢の参拝客が像の台座に彫られた様々なスタイルのガネーシャ像を手でさすりながらお参りしていました。

さらに来た道を戻ると百年市場のタラート・バーン・マイがひょっこり現れます。通りから見ると、本当に地味な佇まいで見過ごしてしまいそうですが、中に入ると突然アンティークな世界が! 古い木の扉や看板、赤い中国提灯。駄菓子屋さんのキッチュなお菓子や雑貨にくぎ付けです。すぐ横を流れるバーンパコン川のゆったりとした流れを眺めながら食事を取ることもできます。

タラートの奥にある食堂バーン・パーヌーは午後3時過ぎという中途半端な時間に行ったにもかかわらず予約済みの席がいくつか。
人気店のようです。辛さがマイルドで日本人好みなイカのパッポンカリーと、揚げた魚とパック・ワーンがさっぱりとおいしい『トム・クローン・プラー・サリット・サイ・パック・ワーン』がおすすめ。

風に当たりながら川にかかる橋を眺めていると、国境の町アランヤプラテートに向かう貨物列車がゆっくりゆっくり通って行きました。とぼけた顔の人形たちと、百年市場の眠たげな空気にほどよく癒された一日でした。

 

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