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副市長が語るシーラチャーの今と昔

プリーチャー・ルアンアラーム副市長

プリーチャー・ルアンアラーム副市長(59歳)

シーラチャーの中心部であるシーラチャー市。その副市長であり、シーラチャーで生まれ育ったプリーチャー・ルアンアラームさんに町の発展と日本人とのかかわりを聞いた。

現在59歳(2020年10月時点)とのことですが、50年くらい前のシーラチャーの様子はどういう感じだったのでしょうか。

もともとシーラチャーは、2、3人乗りほどの船に乗って家族で漁業を営む人が多くいる、小さな漁師町でした。昔の町の中心は、生鮮市場近くの時計塔のロータリー付近。この50年で町の様子はものすごく変わりました。いまはショッピングセンターもできましたし、スクムビット通りにあるロビンソン周辺が町の中心になっています。

約50~60年前のシーラチャーの様子

約50~60年前のシーラチャーの様子

2020年現在の町の様子

2020年現在の町の様子

現在のような発展を遂げた理由はなんだったのでしょうか。

シーラチャーの発展には日本企業の進出が大いに関係しています。日本人がこの町に住むようになったのは、1974年にサハパット工業団地ができたことがきっかけです。この町には今も残る7階建てのホテル「カンタリーベイ」があったため、工業団地で働く日本人が駐在や出張で泊まるようになりました。

次に1982年にレムチャバン工業団地ができました。この工業団地ができてから日本人が急激に増えた感覚があることを覚えています。体感的には100人くらい来たでしょうか。そして30年前くらいから、イースタンタワーを皮切りに日本人向けのサービスアパートメントや日本食屋が増えていきました。もし日系企業や工業団地がなかったら、ただの漁師町のままだったでしょう。

約50~60年前のシーラチャーの様子

約50~60年前のシーラチャーの様子

チョンブリー県内やラヨーン県内にはほかにも工業団地があります。例えばイースタン・シーボード工業団地の近くにはボーウィンという町があるけれど、やっぱりみんなシーラチャーに住みます。ここには住居・食事・治安すべてが整っているからです。今ではインドや中国、韓国の企業も来てはいますが、やっぱりシーラチャーは日本人が多いです。日本人の家族が町を歩いている姿はよく見かける風景ですね。

行政としては日本人とどのように向き合っていますか。

役所や警察署では、日本人の皆さんの利便性を高めるため、看板はタイ語や英語表記に加えて、日本語の表記を入れるようにしています。またチョンブリー・ラヨーン日本人会(※)と協力もしています。各種の協力をするなかで、一番大きいものはシーラチャーで年に一回開催される「日本祭」です。これはシーラチャーに住む日本人・タイ人の文化交流のために開かれるもので、日本のお祭りの雰囲気を再現し、お互いのコミュニケーションを深める場になっています。

シーラチャーは今後どうなっていくのでしょうか。

2021年にセントラル・ショッピングモールがオープンする予定もあり、まだまだ発展を続けていきます。あと将来はバンコクのドンムアン空港・スワンナプーム空港とラヨーン県のウタパオ空港の3空港を結ぶ高速電車の駅がシーラチャーにもできます。ビジネスにも観光にも使える鉄道のため、人の行き来もより頻繁になるでしょう。

シーラチャーはまだまだホテルもコンドミニアムも空いている状態です。仕事でも観光でも、日本人の方々はぜひいつでもシーラチャーにいらっしゃってください。

※チョンブリー・ラヨーン日本人会
チョンブリー県、ラヨーン県、またその周辺県の日本人・日本企業から構成される協会。各種セミナーや親睦会などを通じ、同地の日本人のコミュニティ形成と安全確保を目的とする。

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