ミミズを使った肥料作りに挑戦
ダコのタイ人スタッフが気になったことを紹介する「あらいな?」。
今回は、ダコタイのデザイナーJが担当。家庭で植物を育てる方に役立つ「肥料」について。
*本記事内には、ミミズの写真があります。苦手な方はご注意ください。
庭やベランダで、植物を育てているという方は多いのではないでしょうか? 私は今年、〝葉野菜の女王〟と呼ばれる「ケール」を育てることにしました。
野菜を育てるために重要なものといえば「肥料」ですよね。なるべく体に良い肥料を使いたいけれど、肥料のために牛を買うことはできません(笑)。
そこで、タイ人の間でどのような肥料が使われているのかをSNSなどで調べたところ、「ミミズ」を利用した肥料が人気と発見! ミミズのフンには、植物が必要とする栄養素で、肥料の三大要素ともいわれるNPK(窒素、リン、カリウム)をはじめ、様々な植物に良い物質が含まれているそうなんです。私も、ミミズ肥料に挑戦することにしました。
フェイスブックグループなどの情報によると、ミミズのなかでも人気が高いのは以下の4種だそう。
1 アフリカン・ナイト・クローラ
2 ブルーワーム
3 タイガーワーム
4 ヨーロッパ・ナイト・クローラ
このなかから、私が選んだのはブルーワーム。たくさん食べる、細かいウンチをしてくれるからです。
ちなみに、ミミズと聞くと「苦手」と感じる人もいるんじゃないでしょうか? でもこのブルーワーム、実はとてもいい匂いがするんですよ。タイ名は「モーク」、英語名では「Wrightia religiosa」というアロマにも使われる花の香りに似ています。
実際にミミズの肥料を作る作業は、、、というと色々と難しさはありました。
ミミズを購入する前に、乳牛の糞を使ってミミズの家を作る。
まだ暑ければミミズは這って逃げてしまう。
ミミズは湿気のある場所が好きですが、濡れているのはNG。
などなど。ミミズの家が濡れすぎると、何も食べないという問題に気づくまでは2カ月かかりました。
でも、これも楽しみの1つだと思います。自分の家で使う肥料を手に入れることはもちろん、ミミズの行動を学ぶとができますから。