編集部のタイ人経理部長「ブン」がタイに住む日本人の悩みを快刀乱麻で解決する!
読者からのご相談
(前略)いつも勉強させて頂いております。昨今のコロナ不況により、当方家庭の財政事情も非常に厳しい状況となっております。
今回ご相談したいのは学費(幼稚園含む)についてです。3月中旬からコロナ対策として学校施設の閉鎖が続いています。所属学校施設から詳細な説明はなく、通常の月々の費用と同じ全額費用の納付を4月以降も請求されております。当方より、納得のいく説明を再三求めるも暖簾に腕押し状態です。
学校施設経営者は、どんな状況下でも好きなような価格の請求を行うことができる権利があるのでしょうか。退学以外に納付側に抗う余地はないのでしょうか。退学は、子どもや当方の環境を考えると、最も苦渋な選択となります。なにかご助言頂けると幸いです。(ケイ)
ブンからの回答
政府のコロナ対策中、学校の費用を値下げしているところがあるのか、ニュースサイトで調べてみました。10%の値下げ、なかには30%の値下げという私立学校がありました。値下げした上に、学校側に新たな費用が発生する校内消毒やオンライン授業などに積極的に取り組んでいる私立学校もあります。
値下げしない私立学校は、その理由として
①政府の補助がないから。
②生徒は家にいるが、教師や職員、警備員、掃除人はいつも通りに学校に来ている、
ということを挙げています。その代わり年1回の有料のサマーコースは今年と来年の2回、無料で受講できる、としている学校が多いです。
タイの巨大掲示板「パンティップ」に「学校側に相談して費用を分割してもらった」「給食費や光熱費は浮くはずだからと学校側に懇願したら5〜10%安くしてもらえた」という投稿がありました。学校側とおだやかに、交渉してみてください。負けないで。
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