清掃のみなさん、ありがとう!
全世界的に新型コロナウィルスが猛威をふるい、多くの人々が「今は我慢のとき」と自粛に取り組んでいます。タイの人々の間では、辛いと嘆くだけではなく、SNS上での「心温まる」トピックスに多くの関心が集まりました。
上の写真は、バンコクに住む女性がフェイスブックに投稿したもの。コロナ騒動のなかでも毎日ゴミの収集を続けてくれる清掃員に向けて、「いつも私たちの世話をしてくれてありがとう。様々な危険に晒されるなか、誰もができることではありません。お体に気をつけてくださいね」とのメッセージを添えて、食品の贈り物を用意したそうです。この投稿には1万を超える「いいね!」が付き、シェアやコメントも多数。元清掃員からも「私たちの仕事を思ってくれてありがとう」と感謝のコメントも届いていましたよ。
来年は皆で一緒に見よう
日本でも外出自粛の要請が出されましたが、タイではさらに厳しい「夜間外出禁止令」が4月3日から始まりました。そんななかでも、持ち前の前向きな国民性で「楽しいことを見つけよう!」というタイ人のなんと多いことか。
外出禁止の最中である4月8日夜は、2020年で最も月が地球に近づき大きく見える「スーパームーン」が観測できる日。でも外出禁止で、住宅環境によっては月をみられない人もいました。
人々を喜ばせようと奮起したのが、タイの国立天文台。まるで月を掃除しているかのような写真を「来年はみんなで一緒に見たいですね」とのメッセージをそえてフェイスブックのファンページに投稿しました。1万7000を超える「いいね!」がつき、コメント欄には人々が自宅から撮影した月の写真も数多く集まりました。
タイの大学が商売を支援
タイでは生活必需品を扱う店以外は営業停止に。この現状を打破しよう! とタイの大学関係者たちが発起。タマサートやチュラロンコンなどの有名大学の卒業生や在校生が、売りたいものを出品するマーケットプレイスをSNS上で立ち上げています。チュラ大のマーケットプレイスは1週間でメンバーが18万人を突破。売られているものは有名シェフの料理、占い、土地にいたるまで有形無形さまざま。投稿はタイ語ではありますが、大学関係者以外も利用できますよ。
あらいな?(อะไรนะ)とはタイ語で「何?」という意味です。