ヤーン・ポム・ニー・ポー・ワイ
อย่างผมนี้พอไหว
「僕みたいなのは大丈夫だけどね」
年始になっても回復の兆しを見せないPM2.5による大気汚染に関し、1月20日、プラユット首相がインタビューに応えた。「乳児や幼児、妊婦、高齢者の方たちには影響がある。僕みたいな健康体は大丈夫だけどね。心配な人はマスクの着用を」と発言。これを受けてネット民は「もっとちゃんと対策しろ!」「きちんと政策を出している韓国のマネのひとつでもしてみたら」と反発。
そもそも首相の発言は、18日に政府広報官による「昨年11月に比べ、よくなっている。気にしすぎる必要はない」との発言でネット民が炎上したことに対する火消しを狙ったものだったのだが、返って火に油を注いだ形に。連日の失言でツイッター上では12万以上のつぶやきが見られるなど絶賛、大炎上中。
テーン・タン・パーリーナー
แต่งตั้งปารีณา
「パーリーナーを任命」
1月16日、与党パランプラチャーラット党のパーリーナー下院議員が汚職取締委員会の委員に任命された。パーリーナー議員は、タイ西部ラーチャブリー県の国有地を不法占拠しているとして警察の捜査を受けている最中。「不正をした人が不正を取り締まる委員って……」「国民をバカにしすぎ」など、政府発表を報じたFBページでは、「いいね!」「悲しいね」など2.3万以上のアクションがなされ、シェアは1万件、コメントも6000件を超えた。
アイ・ヒープ・レック
ไอซ์ หีบเหล็ก
「鉄箱のアイス」
女性に暴行を加え鉄箱に監禁し殺害した容疑で1月9日、アイス被疑者が逮捕された。ほかにも2人の女性を殺害し、肉食魚がいる貯水池に遺体を投げ入れ証拠隠滅を図ったとされる。アイス被疑者は、大富豪の家に生まれるが、父親は少女殺害容疑で逮捕された後、殺害される。また母親は父親への殺人教唆で追われ国外へ逃亡。アイス被疑者は、家や土地、現金といった財産と共に残されたという背景が明るみに。ツイッターでは非難・罵倒コメントがあふれる中、「恐い話だけど(被疑者も)かわいそう」「家族って大事」などの同情コメントも散見されるなど、一種異様な雰囲気に包まれている。
2020年2月5日発行 ダコ511号に掲載