タイで子育てしていると、医療の違いに戸惑うことも。そこで、タイの病院で質問できないことを、日本にいる日本人医師に聞いたり、クリニックへの要望を直接伝える掲示板コラムです。
ママの声その14.
小児喘息などで、吸入器を処方してもらえる目安は何才からでしょうか?
息子が喘息で2、3歳の頃はよく入院したのですが、家庭で吸入器を持たされてから劇的に良くなりました。Ventolin Evohalerと、Flixotide Evohalerを常備しています。
サクラクロスクリニックの回答
Ventolin Evohaler(気管支拡張剤)は、アレルギーによる炎症で腫れあがって狭まった気管支を、広げて呼吸をしやすくする薬です。スプレーを吸引するためのスペーサーを付けることで幼児でも吸えます。薬の効果というより「吸引ができるかどうか」によって年齢を考え、大体1歳くらいから処方します。
Flixotide Evohaler(免疫抑制薬)は、ステロイドとも呼ばれ、免疫応答を低下させる効果により、発作で腫れあがった気管支の炎症を抑えます。薬の特性上、6歳からの処方になります。
サクラクロスクリニックからのお知らせ
子どもの応急処置会レポート
2019年12月5日に開催された、子どもの応急処置会。ご予約は満員で、コンセントでの感電、熱痙攣、目の異物、バンコク郊外での緊急時などの応急処置や、バンコクの救急事情を知ることができたと参加者のみなさまにご満足いただけました。ここでは、講習会のなかで特に好評だった、「バンコク郊外での緊急時」について紹介します。
バンコクでの生活では、日本語の通じる救急病院に電話することで救急車を呼ぶことができます。しかし、郊外に家族で遊びに行ったときに救急車を必要としても日本語は通じません。英語で現在地と状況が正確に伝わるか難しいと思われます。タイ人に助けを求めることが大事です。下のタイ語をスマートフォンに保存しておきましょう!
〜緊急時のタイ語表現〜
助けて!
ช่วยด้วย
(チュアイ・ドゥアイ!)
1669番に電話してください
ช่วยโทร 1669 ให้หน่อยค่ะ
(チュアイ・トー・1669・ハイ・ノイ・カー)
AEDを持って来てください
ไปเอาเครื่อง AED ให้หน่อยค่ะ
(パイ・アオ・クルアン・AED・ハイ・ノイ・カー)
すくすく編集部とは……
バンコク日本人会内にある未就学児の子育てママのグループ「すくすく会」の編集担当チーム。2カ月に1回、会員向けに「すくすくだより」を発行。ボランティアスタッフも募集中!
Sakura Cross Clinic – Emporium
電話でのお問い合わせ・相談(日本語) 0-2259-1817(8時~18時、タイ祝日休)
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