タイに魅せられたデザイナー
高級インテリアブランドとして、ホテルオークラやルイヴィトンなどの装飾に使われている「アレキサンダー・ラモント」。
イギリス出身のアレックス・ラモントがデザインを手がけています。幼少時代にアンティークのディーラーの父とヨーロッパ、アジア、アフリカを旅する中でタイの自然や文化に憧れを抱き、2000年にアレキサンダー・ラモントを設立しました。
欧米の感性とアジアの文化がマッチングしたコレクションを見に、アレキサンダー・ラモントにお邪魔してきました~。
素材の美しさを追求
彼のデザインの哲学は「美しい素材と伝統工芸のテクニックを、現代の生活に合うようにどう表現するか」。ひとつひとつのアイテムを手で丁寧に時間をかけて創っているのが特徴です。
たとえばわらを使った素材。わらを染めて切って、アイロンをかけて1本ずつ貼っていくという気が遠くなりそうな作業を経て出来上がっています。だからこそのプラスチックでは出すことのできない輝き。光の当たり方によって見え方が全然違って、ずっと見ていられる気がします~。
もともとわら細工は17世紀にはヨーロッパの各地で親しまれていたのですが、大量生産の時代の中で途絶えていきました。その素材と技術の価値が、いま再度見直されているのだといいます。
お次はエイの皮を使った素材。鎧など武具の装飾品として使われていた日本古来の独特な素材であるエイ皮を、なめして磨き上げています。江戸時代に徳川幕府がアユタヤ朝からエイ皮を輸入していた記録もあるのだとか。ホテルオークラの入り口でも使われています。
この他にも漆、パーチメント、金箔などの素材も多く取り揃えています。
生活に溶け込むデザイン
こだわり抜いた素材を使ったインテリアはどれも芸術品。ですが、お店に入って思ったのが「主張しすぎないシンプルなデザイン」であるということ。写真立てや小物入れなど、お部屋を彩ってくれそうなアイテムがたくさんありました。
全てメードインタイのインテリアはタイのお土産にも。結婚式や上司へなど「ここぞ!」という贈り物にぴったりです。
金箔を使ったワークショップを開催
タイの伝統工芸を代表する金箔を使ったワークショップが開催されます!石や木の表面に金箔を施して、クリスマスにちなんだリースを作っていきます。工房の職人さんがコーティングの方法を教えてくれるのだとか。ワインと軽食が出て、ライブミュージックもあるというラグジュアリーな雰囲気のワークショップ。ぜひ参加して、タイの伝統を堪能してください!
アレキサンダー・ラモント ワークショップ
日時:12月15日(日)14時〜18時
参加費:無料
ALEXANDER LAMONT
時間 10時~20時
電話 02-656-1921
HP www.alexanderlamont.com/
FB ALEXANDER LAMONT
場所 ゲイソンビレッジ内1階 BTSチットロム駅すぐ
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