ちょっトリップ

バンコク発★週末ちょっトリップ『チェンマイの緑に囲まれ深呼吸 スパ&ムエタイ三昧三日間』

「北方のバラ」とも呼ばれる古都チェンマイは、豊かな自然に囲まれ空気も野菜もおいしい街。最近お肉のたるみが気になるお年頃、ヘルシーライフを求めスパとムエタイ三昧の2泊3日の旅に繰り出してきました!

・旅して書く係り・あしたな
昨年カオサンの街に衝撃を受け、来タイ

ロイヤルプロジェクトのきゅうり

タイ北部チェンマイ県は緑にあふれているという。バンコクより幾ばくかは涼しいんだろうか、と思いながら乗った飛行機。
空港から外に出ると、思いのほか気温は高かった。

それでも車で山道を登ること1時間で、涼しい風が吹き抜ける高台に到着。お昼ごはんのレストラン「バーン・モン・ムアン・リゾート」は、ロイヤルプロジェクトで作られた無農薬野菜を使う。見上げた先、広い空に浮かぶ雲は普段より迫って感じた。

テーブルいっぱいに並ぶ新鮮な野菜。太いきゅうりを何も付けずに噛んでみると、みずみずしさが堪らない。とんでもなく辛いトムヤムを食べた後だったせいか、よりいっそう爽やかに感じた。

お次は、モン・ジェムへ。ぐねぐね山道を車で登っていく。駐車場から展望台に行くまでの途中、山族民族の衣装やご当地ワインが売られている。バンコクでは見かけないラインナップに、あっちもこっちも覗きみた。珍しくついつい買ったアボカド・スムージーは、熟す前の柿に似た味。

展望台は、ば~んと開けた場所。目の前には、薄緑から濃いグリーンまで、いろんな濃淡の緑が広がっていた。いつの間にかこんな高いところまで来ていたよう。

立つ位置によって風景がガラっと変わった。一方からは紫色のお花畑、もう一方は段々畑。あっちでパシャこっちでパシャ。写真を撮る手が止まらない。

モン・ジェムからの高原の眺め

「バーン・モン・ムアン・リゾート」のランチ。野菜が甘い!

 

ブアカーオ・ジムでワンツー・ワンツー!

1日目の夜はランナー・スタイルの「プーサンファー・リゾート」に宿泊。夜に到着したため周囲の様子がわかっていなかったが、朝、ホテルの外に出てびっくり。

建物の裏に、青々とした田んぼが広がっている。そして、草陰に走る白馬のオブジェ、ベンチには本を読む女の子と男の子の木像が。

その日は「ブアカーオ・ヴィレッジ」へ。日本のK1優勝経験もある伝説のムエタイ選手、ブアカーオさんが建てたジムだ。

入り口には巨大なブアカーオさんが立つ。ネイビー色に光り、強そうだ。

運動オンチだけど大丈夫かな? と心配していたが、1m以上ある捻挫防止の黒いテーピングを手に巻いてもらっていたら、俄然できるような気がしてくるから不思議だ。


パンチやキックの基本型のトレーニングがひと通り終わったら、次はリングに上がってトレーナーさんにパンチを受けてもらう。ミットを殴る度、トレーナーが口で「ブシュ~!」と効果音をつけてくれる。

「レフト! ライト! ワンツー・ワンツー!」

トレーナーの声に合わせて、覚えたてのパンチを夢中で繰り出す。ときたま左右がわからなくなりながらも、トレーナーさんにテンポに乗せられてどんどん楽しくなってくる。

初日の宿「プーサンファー・リゾート」。木彫が柔らかく照らされ、落ち着いた雰囲気

「ブアカーオ・ヴィレッジ」の筋肉隆々のトレーナーさんと一緒に

充実感と疲れがふわりととろける

今夜宿泊するのは「エス・ロフト」。チェンマイの有名リゾート「シリパンナ・ヴィラリゾート&スパ」の別館として2020年オープン予定なので、みなさんよりもちょっとお先に覗かせてもらった形。ランナースタイルの建物が、緑の園内に並ぶ。

部屋の壁には現代アートが架かっていたり、洗面台周りはスポーツ・ジム・テイストの黒い鎖が吊るされていたり、と良い意味で風変り。スタイリッシュ。部屋の隅にあった長細い黒い袋の中を覗いてみると、そこにはヨガマット。プールやスポーツジム、ムエタイまでも体験できてしまう、ワクワクする。

夕方は、スパへ。ほんのりオレンジの明かりが灯る部屋で、オイルマッサージが始まる。

背中から肩にかけて、筋肉がゆっくり移動していくのが感じられた。久々のハードな運動の後だったこともあり、まぶたが勝手に落ちてしまいそうなほど気持ちがいい。

施術が終わり、ふかふかのソファーに座って温かいジンジャー・ティーとお米菓子を食べていると、この2日間の充実感と心地いい疲れがふわりと溶けていく。

2日目の宿「エス・ロフト」。ムエタイの試合の一場面が描かれた絵が

気持ちよくて眠ってしまったオイルマッサージ

イタリアン「トゥンカーオ」の華麗なるタイ料理

スパを楽しんだ後は夕飯へ。看板には、イタリアン・キュージーンとあったが実態は、イタリアの風薫るタイ料理といった趣き。

1品目は、タイの王宮料理「マーホー」で、お米菓子の上に、肉団子が乗っている。ひと口でパクッといくと、カ二味噌のような風味でクセになる味! なかなか食べる機会のない料理に、隣の友人と大興奮。

続く「トムヤム・クン」は、口が熱くなるほど辛いのに、食べた後にどこからかふわっと甘みがやってきた。エビ味噌の甘み?


「雷魚のホーモック」は想像していたのと違い、マリネした雷魚をホーモック風に蒸したもの。口に入れるとバターがふわっと香る、そして雷魚の滑らかな口当たりに思わず頬を手で押さえた。

メインの「黒豚のタマリンドソース和え」は、甘酸っぱいパイナップル・ピュレと共にいただく。肉汁たっぷりのお肉と酸味が混ざり、深いうま味が口の中に広がってきた。

さんざんに食べた最後の締めは、ココナッツとロンガンのアイス。爽やかな風味で、最後まで幸せな気分にさせてくれた。

ホテルディナーの前に、古典舞踊のおもてなし

高級スパでスクラブ体験

すっきりと目が覚めた朝の7時。最終日の朝は再びムエタイのレッスンから始まった。

前日より少し様になったような気がして、ステップとともにシャドー・パンチを2発繰り出してみた。「いいね!」のトレーナーの掛け声がうれしい。

運動したからいいよね、とたらふく朝食を食べた後は、チェンマイ随一の高級スパ、ジラ・スパへ。

4階建てのスパは、下半分が白塗りのコロニアル様式、上半分が木造のランナー様式になっている。ずらーっと並んだ個室を覗いていると、赤や緑や青などそれぞれ異なる色の部屋。聞くと、全部で七色の部屋があるのだとか。辛子色の部屋に入り、ベッドに寝転がった。

皮膚にスクラブを塗られた瞬間、ヒンヤリ。タオルを被せてもらうと、覆われた部分からだんだん暖かくなる。タイ・ハーブの香りが身も心もリラックスさせてくれる。

モチモチになった自分の腕を触りながら、バンコクに戻った自分を想像する。3日前よりも、顔も体もいい調子。また明日からがんばるぞ、と胸の内で小さくファイティング・ポーズを取る。

「ジラ・スパ」の中庭で足をスクラブしてから本館へ

タイムテーブル

1日目
09:15 バンコク発
10:30 チェンマイ着
11:30 「バーン・モン・ムアン・リゾート」で青空ランチ
13:00 モン・ジェム着
19:00 「プーサンファー・リゾート」着
2日目
09:00 「ブアカーオ・ヴィレッジ」着
15:00 「キープ・イン・タッチ」にてアフターヌーンティー
17:00 「エス・ロフト」着
18:00 オイルマッサージ体験
19:00 ホテル・レストランでディナー
3日目
07:00 ホテルで早朝ムエタイ・レッスン
11:00 「ジラ・スパ」にて、スクラブ体験
17:30 チェンマイ発
18:45 バンコク着

(写真キャプション)

TRIP MEMO

宿泊どころ

Phusanfah Resort
プーサンファー・リゾート
場所 222 Irrigation Canal Rd., Banpong 2, Moo 7, Inthakin, Mae Taeng, Chiang Mai
電話 0-5310-6437(英語)
HP www.phusanfah.com
料金 ラグジュアリー・ルーム3500B~(時期により変動)

S Loft by Siripanna
エス・ロフト・バイ・シリパンナ
場所 36 Rat Uthit Rd., Wat Ket, Muang, Chiang Mai
電話 0-5329-4656(英語)
HP www.siripanna.com
料金 エス・ロフト・デラックス8200B~(時期により変動)
※シリパンナ・ヴィラリゾート&スパ・チェンマイの別館。2020年オープン予定

見どころ

Buakaw Village
ブアカーオ・ヴィレッジ(バンチャメーク・ジム)
場所 5/1 Moo 3, Ban Phaow, Mae Taeng, Chiang Mai
電話 0-5208-0647(英語)
HP https://banchamekgym.com
料金 グループレッスン1回(90分)600B 7時~10時、16時~19時に参加可能

Zira Spa
ジラ・スパ
時間 10時~22時 無休
場所 8/1 Ratvithi Rd., Sriphoom, Muang, Chiang Mai
電話 0-5322-2288
HP https://ziraspa.com
料金 タイハーバル・ボディスクラブ(45分)1300B

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