近年、世界各地で開業が続く香港資本のローズウッド・ホテル。バンコクにも今年3月、高級ホテルの激戦区プルンチット・エリアに開業した。
ほとんどのホテルブランドが揃うバンコクでもニューフェイスのローズウッド。その魅力をマネージングディレクターのトーマス・ハーランダー氏に聞いた。
日本が大好き
私はドイツ出身で、ローズウッド・バンコクに着任する前は、韓国のパークハイアット・ソウルの総支配人。その前はパークハイアット東京の副総支配人を勤めていました。
同じドイツ人の妻は今でも日本が大好きです。東京で生まれた娘など自分は日本人だと言っているくらいで、お辞儀もとても上手なんですよ。
タイならではのホスピタリティ
ローズウッドはその土地のカルチャーを大切にします。それはサービスにも反映されています。私はタイ式のおもてなしのポイントは誠実さだと思っています。
お客様に喜んでもらうため、困っていることがあれば助けてさしあげるために、懸命になってくれるのがタイ人の良さだと思います。
ブランドは一夜にしてならずですが、ローズウッドのホスピタリティを体験していただければ、私たちの目指すサービスをきっとお分かりいただけると思います。
開業スタッフ全員と面接
心からのサービスを提供するには、まずそれができる人材を得なければなりません。開業スタッフは経験を重視するのではなく、その人の考え方や姿勢を見ました。
またホテルはチームワークも大切です。役職に関わらず私自らが全員と面接を行った結果、熱意を持った最高のスタッフが集まりました。
既成観念にとらわれない
ホテルといえばライブバンドの入るバーが定番なのですが、ここでは代わりに膨大なレコードコレクションを備えたペントハウスのバー「Lennon’s」を作りました。
バーの入り口にはレコード盤のライブラリーがあり、お好きな1枚を試聴することができます。気に入ればご購入いただくことも可能です。バーではアナログ盤なのでサウンドシステムのロールスロイスと呼ばれる機材を完備。音楽通にも満足いただけるくらいの高音質で音楽をお楽しみいただけます。往年のヒット曲にちなんだフードメニューもあります。
卓越したサービスで顧客を得る
ローズウッドは日本人のお客様にとっては新しいホテルブランドですが、その卓越したサービスにより世界各地でリピーターを獲得しています。一度お泊りいただければその魅力をよくおわかりいただけると思います。
私自身、日本に住んだ経験から日本人のお客様の期待や要望をよく理解しています。ランチやアフタヌーンティーなどもご用意していますので、ぜひローズウッドのホスピタリティをご体験いただきたいと思います。
Rosewood Bangkok
電話番号 0-2080-0088
HP www.rosewoodhotels.com
FB RosewoodBangkok
場所 プルンチット通り
MAP
(写真一部:Rosewood Bangkok提供)