Contents
チャオプラヤー川沿いに建つ超豪華5ツ星ホテル「ペニンシュラ・バンコク」のタイ料理ダイニング「ティプタラ」の新メニュー試食会に招待されちゃいました~!
レストランの高級感にワクワクしながら案内にあったメニュー名を見てみると、一番上に「Thiptara Tid Lor(ティプタラ・ティット・ロー)」というタイトル。なんじゃらほい? 日本語では「ワゴンサービスメニュー」という説明。不思議なネーミングですね。名前だけじゃどんな料理が出てくるのかまったく想像も付きませんが、とりあえず、どんな料理が出てくるか、待ってみましょう! ドキドキ。
ムーディさにうっとりしちゃう店内!
店内はもう「ロマンチック!」のひと言。タイ伝統家屋をモチーフにした造り、心地よいタイ楽器の生演奏、暗めで落ち着いた雰囲気、そしてお店の前で悠々と流れるチャオプラヤー川。「デートにぴったりだな」といろいろ妄想しつつ、お店の雰囲気だけで満足しちゃいそう。
ティプタラ・ティット・ローって?
さて、気になる新メニュー「ティプタラ・ティット・ロー」は、日本語の説明どおり、ワゴンサービスメニューでした。どういうこと?
答えは、新メニュー5品のいずれかを注文すると、シェフがワゴンと共にテーブルにやってきて、目の前で調理してくれる、というもの。ライブクッキングですね! ちょっと風変わりなサービスですが、食材にも作り方にもこだわり抜いて腕を振るうシェフを見れちゃうのが魅力!
ココナッツボウルに詰まったうま味! Yum Som O Goong Phao
最初の料理は、ナコンパトム県ナコンチャイシー産のオーガニックザボン、川エビのグリル、ココナッツのロースト、干しエビ、そしてこぶみかんの葉をあえたサラダです。ココナッツの殻をボウルに見立てているところはかわいいですが、若干食べ辛さはありますね(大きな声では言えませんが!)。
口の中でふ~んわり、トロ~り、M7和牛 Yum Nua Yang
次は和牛をグリルしたスパイシー・サラダ! スパイシーといっても(タイ人と日本人のハーフの私には)ピリ辛程度でした。ビーフはすっごーく柔らかくて香りが良くて、絶品です。
ミディアムレアにグリルされたオーストラリア産和牛、なんとM7ランクとのこと! ??? 何それ? AじゃなくてMなの? 私には初耳でしたが、MとはB.M.S(ビーフ・マーブリング・スタンダード)の略で、牛肉の脂肪交雑のランクのようです。M1からM12まであってM7は脂肪交雑が少なすぎず多すぎずって感じですね。
これはもはや科学実験の域!? 驚きの調理法 Tom Kha Gai
続いての品はトム・カー・ガイ。といっても、見た目も作り方も普通のトム・カー・ガイとは違っていて、今回の新メニューの中でも一番のこだわりを感じました。
柔らかく煮込んだ烏骨鶏(←タイ語でガイダム、黒い鶏ですね)、モコモコと泡立つココナッツミルク、カリカリに揚がった鶏皮トッピング、そして目の前で注いでくれるハーブを蒸留させて作ったスープ。こちらトム・カー・スープをサイフォンで作っていたのでした!
これはもうおいしくないわけがない! 私の中では、これが一番! トム・カー・ガイはもう飽きた、という人に超おすすめしたい一品です。トム・カー・ガイの概念が覆されます~。
ロブスターまるごと贅沢すぎて罪悪感 Chu Chee Lobster
タイのチューチー・レッドカレーにボストン・ロブスターを組み合わせ、「インターナショナルなディッシュに仕上げた」と語るシェフ。ひと口試して納得! プリップリの歯ごたえの、ボリュームたっぷりのロブスターとまろやかなチューチー・ソースが見事なマッチです。
ロブスターはとても新鮮です。どのくらい新鮮なのかというと、シェフの話では調理直前まで生きていたということで……、ロブスターくん、ごめんね。
この味わい、もう忘れられないかも Khaoniew Mamuang
タイ定番のデザート、カオニャオ・マムアン(もち米マンゴー)ですね。通常、とっぷりと掛けられるココナッツ・ミルクの代わりにココナッツ・ミルクで作ったアイスが添えられています。
ワゴンで調理するシェフを見ていると、手元が青く光っています。火の付いたリキュールを振りかけて炙りアイスにしていたのでした!
カオニャオ・マムアンは、屋台などでもおいしいものが食べられるので競争が激しいですよね。でもチャオプラヤー川を眺めながら食べるカオニャオ・マムアンはひと味違います。頬に当たる川風が、ロウソクに照らされたテーブルが、ティップタラの洗練された雰囲気が、そう感じさせるのです。マンゴーも甘くておいしかった~。
ティプタラ・ティット・ローを注文するときの注意点! ティプタラの店内はサーラー席(東屋席)とテラス席に分かれていて、サーラー側にはワゴンを運べないので、このメニュー目当てで行くときはテラス席に陣取るべし!
お店の雰囲気、チャオプラヤー川の眺め、高級食材、そしてシェフによるテーブル横でのライブクッキング。タイにいる間に一度は試したい、タイ料理体験です!
Thiptara
営業時間 18時~20時半 無休
電話番号 0-2020-2888
料金 Yum Som O Goong Phao 620B、Yum Nua Yang 880B、Tom Kha Gai 500B、Chu Chee Lobster 1920B、Khaoniew Mamuang 380B
HP www.peninsula.com
場所 ペニンシュラ ガーデン階
MAP
おまけ
会場が暗くてあまりいい写真が撮れなかったので、ホテルからもらった写真も掲載しまーす。美しい~!