ナム・トゥアム・ハイ・リアン・プラー
น้ำท่วมให้เลี้ยงปลา
「洪水したんなら、魚を飼えばいいじゃない」
8月末からタイを襲った台風の影響で、東北部・北部を中心に広い範囲で洪水被害を引き起こしているのだが、その渦中、プラユット首相がまた失言、大いにタイのネット界を炎上させている。掲題がその言葉で、9月4日にピサヌローク県を視察に行った際に発したもの。
一方、タイの俳優で映画監督のビン氏は、個人で100万Bを寄付、さらに9月14日から洪水被災地支援のための寄付を呼びかけ、18日現在、3億B以上が集まっている。対して、政府はなんの対策もせず、17日になってやっと、しかも寄付を求めただけ、という対応のひどさでネット民をさらに炎上させる。ちなみに、首相の個人寄付は10万Bだった。
#ナムウン
#น้ำอุ่น
「#ナムウン(事件の被疑者の名前)」
バンコク都内のとあるコンドミニアムのロビーで女性の遺体が見つかった。被害者ララベルさんの死因がわかっておらず謎が謎を呼び、ツイッターを中心にネット民による推理合戦や野次など掲題のハッシュタグが付いたツイートが3万を超えトレンド入り。被疑者として捕まったのは、そのコンドに部屋を持ち、彼女を執拗に口説いていたナムウン氏。防犯カメラには彼がララベルさんを引きずっていく姿が映っていたが「今まで死んだ人を見たことがなかったのでわからなかった。体が冷たいな、とは思ったけど」と供述、ネット民の炎上に油を注いでいる。
タムマイ・ポム・トン・ラー・オーク
ทำไมผมต้องลาออก
「どうして辞任しないとダメなんだい?」
プラユット政権のタマナット農業・協同組合副大臣は7月の入閣当初、オーストラリアで麻薬密輸の前科があるのでは、と騒がれていた。無罪で釈放された、と躱していたタマナット氏だが、去る9月9日オーストラリアの日刊紙が裁判資料などの証拠を元に禁固6年(服役4年)の実刑判決を受けていたと報道。それを受けてネット界でこの問題が再炎上。「犯罪歴が合っても入閣できるなんて。GRABの採用基準の方が大臣のより厳しいよ」など皮肉交じりの野次が飛び交っている。
2019年10月5日発行 ダコ507号に掲載