虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
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タイ国立卵類研究所は21日、カイケム(アヒルの塩漬け卵)を産むアヒルの開発を断念すると発表した。アヒルを品種改良するために行っていた実験が動物虐待にあたるとの指摘を受け、今後研究を継続するのは不可能だと判断した。
アヒルの卵を10日間塩水につけて作るカイケムは、そのまろやかな塩辛さから、チョコレートドリンクやかき氷のトッピングなどとしても使われ、タイ国内で根強い人気を誇る。だが、製造に手間と時間を要するため、近年は供給が追い付かず、カイケムの価格高騰が続いている状態だ。
国立卵類研究所では2015年から、カイケムを低価格で大量生産できる方法について研究を開始。「アヒルが最初から塩味の卵を産めば生産効率が高まる」との方針に従い、アヒルを海で飼育したり、ソムタム(青パパイヤのサラダ)だけを食べさせ続けたりするなどして、塩味の卵を産ませる方法を模索していた。
しかし今年7月、実験の様子を知った動物保護団体がアヒルへの虐待にあたると指摘。アヒルの飼育環境を改善するよう抗議文を提出したことをきっかけに、研究に対する批判が高まった。
指摘を受け、研究所では今月中に現行の方法によるアヒルの実験を中止すると発表。今後は遺伝子操作など、飼育環境に配慮したアヒル開発への方針転換を模索する。だが、これまで4年間の研究成果を全て捨てて、基礎研究から再度やり直すことになるため、アヒルの改良は遠く険しい道のりになりそうだ。
卵類研究所は18年夏、大型のコイ「プラー・グラホー」を使ってタピオカの卵を大量に産卵させる技術を確立。日本と同様、タイでもブームによって高騰したタピオカ価格を抑制することに成功した一方、タピオカの魚卵を別の魚種に育てさせたことに対しては、一部の科学者から「生命倫理に反するのではないか」と、今回と類似する指摘を受けていた。
研究を4年間主導してきた卵類研究所のソムチャイ所長は「卵より先に研究成果の方を塩漬けにしなければならない。大変残念だ」を悔しさをにじませた。
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