ベトナム料理でおなじみのライスぺーパーは、米を砕いて乳液状にしたものを一度蒸してから乾燥させたものです。野菜たっぷりの生春巻きはヘルシーで見栄えもいいですから、持ち寄りパーティーなどでも活躍します。ただ、不器用な私は、濡らし方が足りなくて割れたり、濡らし過ぎて柔らかくなって破れたり、なんとか巻けてもお店のようなオシャレ感がなかったり、きれいに巻けても食べる時にくっついて破れたりと、何度も失敗してコツをつかむのに苦労しました。
ライスペーパーは、春巻き以外にもいろいろ利用できます。もっとも手軽なのは、パリパリと割ってスープや味噌汁に。アスパラガスなど野菜を巻いて焼いてもいいですし、ピザや焼き餃子にもできます。フライパンに置いてから卵を流し入れてオムレツにするという技もあります。加熱するとモッチリするのが他にはない食感で面白いです。
点心の人気メニューのひとつ、エビ蒸し餃子にも使えます。あの薄く透明感のある皮を粉から作るのは大変ですが、ライスペーパーがあれば簡単、気軽に家庭で飲茶を楽しめます。
<材料> 海老蒸し餃子 4人分
ライスペーパー(四角) 2枚(各4等分にカット)
海老(冷凍) 16尾
ネギのみじん切り 小さじ1
キャベツ 20g
枝豆 8個
片栗粉 小さじ2
塩・胡椒 適量
マヨネーズ 小さじ1
ヤマモリのつゆの素 小さじ1
ヤマモリのポン酢しょうゆ お好みで
<作り方>
(1) 海老は粗くミンチします。キャベツはみじん切りにして、塩を軽くまぶしてしんなりしたら水分を絞ります。
(2) 海老、キャベツ、ネギ、片栗粉、ヤマモリのつゆの素、マヨネーズ、塩コショウを混ぜて、8つに分けておきます。
(3) ライスペーパーを水にしっかり濡らして、タネを真ん中にのせて、四隅を真ん中に集めて空気を抜くようにして最後にひねるようにして包みます。
(4) 蒸し器やフライパンにクッキングペーパーやキャベツ(分量別)を敷いて、お湯を下に流し込んで蒸します(沸騰してから約5分)。
\ 今回のレシピにヤマモリ!/
餃子や焼売のタレは、しょう油と酢とラー油が定番だと思っていましたが、ポン酢しょうゆを使う人も多いとか。たしかにゆずの酸味なのでカドがなく、まろやかで爽やかな味わいは点心の旨味を引き立たせますね。ラー油や豆板醤をプラスするとしっかり中華風にもなります。