先日、デザイナーの友人ご夫妻と、バンコクから一時帰国中の友人と、4人でご飯を食べに行った。創作和食のお店で、春の山菜を使った、素敵なおもてなしのコース料理。
友人は同い年で、占い好きでもあるので「今年の私たち(三碧木星)、どんな年?」と聞いてみると、「改革の年」とのこと。そうか。確かに、タイ語通訳でリングデビューをしてしまったし、最近ヨードが働いているジムのタイ人トレーナーに、週1回、ジム内で使える日本語を教えたり、イベントを一緒にやっているユニットのアジアごはんズで、初の共著企画が持ち上がったり、今までの人生の延長上とはいえ、新しいことが少し続いているかも。
そして、「ひとつ減れば、新しい風が入ってくる」と。2001年から続いていた当コラムも18年。今回が最終回。ダコのサザエさんみたいな存在、偉大なるマンネリを目指せればいいなと思っていたけど、やはり、どこかで前向きなひと区切りは必要。私にとっては、大きな穴になるけれど、でも、穴が大きい分、もっと大きい風が入ってくるに違いない。
ダコ500号記念でいただいた読者のみなさまからのお声も、編集部経由で、ありがたく拝見させていただきました。涙が出るほどうれしかったです。
曼谷シャワーは、誌面からはサヨナラしますが、ダコが続く限り、見えないページをめくれば、今日も同じ空の下、ヨードのことは信頼しても信用はせず、日々お金を抜かれないよう財布の隠し場所を変え、酔って遅い日はタクシーで帰ってこないかヒヤヒヤし。そしてロッブリー県の実家も、サグラダ・ファミリアのごとく完成せず(いや、こちらはついに2026年に完成!?)。そんなドタバタ劇を繰り返す2人の姿を思い浮かべてくれれば幸いです。
最近思うのだけど、ご縁のある人とは、なんだかんだ、またどこかでつながったりする。なので、みなさんと、またお会いできる日を楽しみにしています! 気軽にお声をかけてくださいね。
下関崇子/ムエタイ修行のために来タイした元プロキックボクサー。タイ人トレーナー、ヨード氏と結婚し一男一女の母に。2006年6月、6年間のタイ生活に終止符をうち一家で日本へ。草の根の日タイ交流、続行中!