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ハイ・ファン・プレーン・ナック・ペンディン
ให้ฟังเพลง หนักแผ่นดิน
「『ナック・ペンディン』を聞かせろ」
3月24日に控えた民政移管総選挙に向け、選挙運動が活発になる中で、軍政幹部アピラット陸軍司令官による発言が世間を賑わせている。脱軍政を目指す政党が「徴兵制の廃止と軍備予算の削減」の政策を掲げていることについて、ニュース記者たちがアピラット氏にインタビュー。その際、「(彼らに)『ナックペンディン』を聞かせろ」と発言。「ナック・ペンディン」は1976年のクーデター時に陸軍ラジオで流されていた曲の名前。一方で、「国にとって役に立たない、この世に生きる価値がない」という罵倒語でもある。アピラット氏の発言の意図がネット上で憶測され、ツイッター上では「#ナック・ペンディン」を付けたつぶやきが7万近くに上った。
#ファー・ラック・ポー
#ฟ้ารักพ่อ
「ファーはパパを愛してる」
昔のタイの人気ドラマのセリフだが、こちらも選挙に絡んだ話。新党アナーコット・マイ党の党主タナートン氏は、二枚目のルックスで富裕層の出で既婚で子持ち。これがドラマ「ドークソム・シー・トーン(金色のオレンジの花)」中のヒロインの相手役と重なるところから、タナートン氏ファンの若い女性たちは掲題のハッシュタグを付けツイッター上で応援中。現在32万回以上つぶやかれているが、これには、「顔がいいだけで選ぶのか?」と年配者からの反論も含まれる。
ノーム・ナム・カムソーン・プラプッタジャオ
น้อมนำคำสอนพระพุทธเจ้า
「仏陀の教えに従うこと」
3つ目もまた選挙運動の中での炎上騒ぎ。2月11日にタイ字紙タイラット主催による政策討論会の中で、プラチャーチョン・パティループ党の党首パイブーン氏による政策についての発言が波紋を呼んでいる。掲題がその政策だが、「政治に宗教を持って来るなんて」「仏教を票集めに利用するとはとんでもない、解党すべき!」「仏教を見下している」など、ネット民が大反発中。
2019年3月5日発行 ダコ500号に掲載