駐妻スクープ in Bangkok

<駐妻スクープ in Bangkok>変わりゆくバンコク コンドミニアム建設風景の巻 vol.121

ひと昔前は村だった……

我が家の隣で、新しい高層コンドが建設中。毎日現場監督さながら、部屋から進捗状況を確認するのが日課です。

斜め前でも背の高いオフィスビルが工事中で、こちらは完成間近。全面鏡面ガラス張りでピカピカ。めちゃくちゃ朝日が乱反射して、我が家に差し込みまくり。虫メガネに熱せられるアリの気分を楽しんでいます。

試しにリビングの窓から手を振ったり踊ったりしてみたらビルのガラスにパジャマ姿で踊るさっちぃが映し出されておりました。

さて、目の前の現場はというと。驚きです。なんと整然としているのでしょう。どこにもトタンのお家がありません。私の知るタイの工事現場は、作業員一家が丸ごと移り住み、子供が走り回り、洗濯物がはためき、鶏を飼い、ソムタムを作るポクポクが聞こえ、屋台がたくさん営業している、ひとつの村でした。

涼しい朝晩に働いて、暑い時間は木陰にゴザ広げて車座で座り、もち米を蒸す鍋から湯気が立ち上がるシーン。

BGMはお約束のルークトゥンが大音響で鳴り響く。いつまで経っても完成せず、工期は延びに延びている感がひしひし伝わってくるゆるさ加減も含めて、それがタイみたいな。

ひと味違う最新の現場

しかし私の認識は相当古かった! 最新の現場は、オモチャのLEGOさながら美しいプレハブが等間隔に並び、エアコン付き。トイレなどのライフラインもしっかり確保されています。

作業員たちは毎朝決まった時間にバスに乗って現れ、夜には帰ります。みなさん、キビキビよく動く。動いてる振りして、実はぼーっとしてるさっちぃみたいな人が見つからなくて、焦ります。

イサーン語が聞こえず、聞き取れない言葉はミャンマー人のようです。白いヘルメット姿が眩しい日本人が出入りするのも見かけます。すごいキチンと感。きっと工期は守られるはず(笑)。

昔ながらの個人商店が次々消え、まったく新しい姿に変わっていくここ数年のスクムビット通り。高層ビルがニョキニョキと並び、そのすき間に工事中の黄色いクレーンがキリンの如く動く姿が2019年最新版バンコクなのでしょう。どんなバンコクも私の愛するバンコクです。

今年もよろしくお願いします。


文・イラスト/駐妻探偵4号帰ってきたさっちぃ

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