イベント・ステージ

これぞ、まさしく日常からの解放! パタヤで開催されたフェス、音楽とアートとサステナビリティの祭典「ワンダーフルーツ」

パタヤで開催された、音楽フェスなるものに行ってきました。

日本では(もちろん?)行ったことがなく、これが編集Uにとって人生初となる音楽フェス。音楽にも、ファッションにも疎い、編集Uなので、今回は強力な助っ人、MKさんに取材を手伝ってもらいました。

今年は、12月13~16日(木~日)開催された内の金土(14、15日)と参加してきたので、その様子をレポートします!

「ワンダーフルーツ」はパタヤの名門ゴルフ場「サイアム・カントリー・クラブ」で開催される、と聞いて、あのきれいな芝生やグリーンがフェスの会場に? と、びっくりしていたのですが、サイアム・カントリーの中でも「フィールズ」と呼ばれるエリアで、だだっ広い野原が広がっている場所でした。

ワンダーフルーツ、なんぞや? という方のために1分でわかる、説明がこちら

今年で5回目を迎える音楽フェスで、アートとサステナビリティを画期的かつクリエイティビティあふれるプラットフォームで祝います。世界各地から集まったミュージシャンによるライブミュージックやDJ、トークショーやワークショップ、最先端の建築やアート、フードなど盛りだくさん

ただ単に音楽を聴きに行く、というだけでなく、ワークショップやアートなんかにも触れられるってのがミソですね! サステナビリティやエコなんかもテーマとして掲げられています!

空き缶回収機なんかもありました

会場の入り口は、こんな感じでした! 午前中からスタートしていたのですが、日差しもきつく暑いので、夕方から行くのがいいよ、と聞き、金曜の17時ごろに会場入り。まだ人がまばらな感じでしたが、どんどん音もテンションも上がっていく、というちょうどこれから! というタイミングで入れました。

会場内は、エスニックやヒッピー姿の人たちがいっぱい! これは、2014年に開催された、ワンダーフルーツ第1回目の様子がSNSで拡散されたときに、ヒッピー系ファッションの人多く、ワンダーフルーツ=ヒッピー、と印象付けられたためのようです。

ワンダーフルーツだけに? フルーツもいっぱい!

巨大な広場のあちらこちらにステージが用意され、日が暮れていくなか、様々な色に変わっていくライティングや音がここかしこで響いています。

それぞれのステージが、これまたすごい! ここでどうやって音楽聞くの? といったアーティスティックなオブジェのような観客席に座って、思い思いに音楽を楽しむ、といったところ。

日常のルーティンワークから自らを「解放」して、自分らしく、思い思いに楽しむってのが、ここでの楽しみ方。

ワンダーフルーツで流れている主な音楽のジャンルは、テクノ、ハウス、ディスコなどのDJ音楽です。

ステージ上には、バンコクで活躍するDJたちも多数登場! 「Alex lMix」「Boogie G」「DJ TORU」「GIANT SWING」「Mendy Indigo」「Sabai Sabai Radio」「Transport」などなど。

Alex lMix

DJ TORU

GIANT SWING – NK Chan

GIANT SWING – Hidemasa Mitsui

Sabai Sabai Radio – Maarten Goetheer

Transportのおふたり

いつもバンコクのナイトシーンを盛り上げているDJたちがこれでもか、と集結しており、期間中の4日間、バンコクのクラブはやっていけるのかな、と心配になるほどの豪華ラインナップです。

日本からも有名DJが参加! 「KIKIORIX」「Kuniyuki Takahashi」「Toshio Matsuura」「SISI」など、音楽好きには垂涎のアーティストが登場。これらのステージには、日本人だけなく、ファランやタイ人のオーディエンスもいっぱいやってきて大盛り上がり! 来年以降も、日本のアーティストが世界から集まるオーディエンスを魅了してほしいものですね!

Kuniyuki Takahashi

もちろん、世界の有名アーティストも! 公式サイトでも目玉のひとりに挙げられていたのが、英国が生んだ現代希有のアーティスト「Goldie&The Ensemble」。90年代初頭にDrum&Bassの金字塔を打ち立てた後、アート活動、レーベル運営、DJ、俳優業など、多岐にわたる活躍を続けるグループです。

ほかにも、トゥバ共和国(ロシア連邦)の伝統楽器や民謡を中心とした「Huun Huur Tu」と、Cold Playや坂本龍一らともコラボーレーションしたり、グラミーにもノミネートされた大物プロデューサー「Carmen Rizzo」がパフォーマンスを行いました。

ヒップ・ホップ、R&Bの「Beeper&Undaworld」などもパワフルなプレイで会場を沸かせていました。

音楽イベントだけでなく、ワークショップが充実しているのも、ワンダーフルーツがフェスたる所以! このフェスならでは、でいうと、フランス人有名DJによるスクラッチ・テク講座。

講師を務めたのは、フランス発超有名DJグループ「C2C」のふたり。ターンテーブル・スキルを競う、世界一のDJを決める「DMC Wolrd Champions」で前人未到の4連覇を果たし、またフランスのグラミー賞ともいえる「Les Victoires de la Musique 2013」ではノミネートされた4部門すべてで受賞するなど、超人的なスクラッチ・パフォーマンスとオリジナルサウンドで有名なのです。

夜のパフォーマンスとはひと味違い、日中行われたワークショップでは、スクラッチ技術や彼らの曲作りの考え方など、親近感あふれる雰囲気の中、披露してくれていました。

講義のあとデモプレイをする、C2Cのおふたり

ほかにも、タイのファッションブランド「Seeker&Retriever」による自然素材を使った染めや、サートーンでクラフト酒と自然派ワインを取り扱う「Taste Hunter」のワークショップでは、なんと日本の滋賀県から「七本槍」の十五代目自らがやってきて、参加者と一緒に日本酒のカクテル作り。大いに盛り上がっていました!

Seeker&Retrieverの染めワークショップ

Taste Hunterの日本酒ワークショップ。右の男性が「七本槍」富田酒造の十五代目

こういったフェスでは不可欠のヨガや瞑想などのスピリチュアル系のワークショップもありました~。

瞑想ワークショップ

アート・シーンからは「サーティット・ラックサシー」による、廃棄された漁網やビーチサンダルで作った巨大なアートなども展示されていました。ステージそのものがすでにアートを感じさせることもあって、作品とも親和性あり。

廃棄された漁網で作られたオブジェ。中に入ることができる

中の様子。おびただしい数のビーサンと、ビーサンをくり貫いた後

サーティット・ラックサシー

ほかにもファイヤーダンス(感動モノでした!)のほか、昼間はモモンガのようなジャンプスーツを着てスカイダイビングをするウィングスーツ・ショーなどアトラクションも充実。

 

飲食店やファッションアイテムのショップもく出店しており、音楽イベントが本番を迎えるまでの間、おおいに賑わいを見せていました。

バンコク有名バーも数多く出店。「ラビットホール」(トンロー)や、今バンコクでタイ人の要注目スポットである「トロピック・シティー」(ジャルンクルン・ソイ28)など。トロピック・シティーのオーナー、セバスチャン&フィリップ兄弟はヨーロッパのバーテンダー大会で優勝経験もある凄腕です!

トロピック・シティーのオーナー兼バーテンダー、セバスチャン

音楽好きも、お祭り好きも、アート好きも。それぞれが日常から解放されて思い思いに楽しむのがこういったフェスの楽しみ方ですね~。

来年も開催されるので、気になる方は早めにチェック!

#Wonderfruit2018

時:2018年12月13~16日 2019年は12月12~16日※下に2019年のチケット情報あり
料:4日間の通しチケットで7500B(当日価格、事前購入割引あり)
HP:http://wonderfruit.co
日本語HP:www.wonderfruit.jp
場:The Fields at Siam Country Club(バンコクより車で約2時間)
MAP

そして! すでに、2019年のチケット販売開始! 2019年1月8日までの特別価格です。今ならけっこうお安く購入できますよー。4500B。

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