日本の歯学部で学んだタイ人医師によって設立された「富士JDC歯科医院」はバンコクに住む日本人の心強い味方。一般的な歯科治療はもちろん、インプラントのような高度な技術を必要とする治療まで、安心しておまかせできる。
今回は、院長のワチャラサック先生に医院の治療方針について話を聞いてきた。
体験隊員:編集マイ(35歳、女性)
抜くほどの歯は今のところないため、今回は取材のみ。歯医者とはほぼ縁がない幸運な人生をおくるも、最近20年ぶりの虫歯に。

わかりやすく説明してもらえて安心感ひとしお!
日本人に信頼される理由がそこかしこに
先日、ダコの日本人スタッフと話していて驚くべき話を聞いた。「虫歯になってローカルの歯医者に行ったら、すぐ抜かれちゃった。500Bだったけど」。歯科治療において、抜くのは最終手段だと思っていたが……。歯に限ったことではないが、異国での病院選びは慎重に慎重を重ねたいものである。
日系の飲食店やスーパーが集まる、スクムビット通りソイ33/1。パクソイに建つビルの4階に、多くの日本人からの信頼を集める歯科医院「富士JDC歯科医院」がある。
ここの院長のワチャラサック先生はなんと東京医科歯科大学の博士号を取得している。待合室に輝く博士号の証書。これから診察室に足を踏み入れんとする日本人にとってこれ以上の精神安定剤があるだろうか。さらに先生は日本語で会話ができ、細かいことを聞きたい場合は常駐の日本人通訳の方がニュアンスを汲み取って説明してくれる。なんとも隙を生じぬ二段構えだ。
治療ももちろん日本スタイル。ワチャラサック先生は言う。「多くの日本人の方が外国で歯の治療はしたくないと考えていると思います。なので、歯の具合を見て、タイにいるうちにはなるべく歯を抜かずにいられるような治療の方向性をまず探ります」
歯を残す治療がどうしてもできないほどに悪化してしまっている場合、ここではインプラント手術も受けられる。高度な技術を要する治療だが、実はこれこそが院長の専門であり、ほかにも日本でインプラントを学んだ医師が何人も在籍している。
インプラントは車のように色々なブランドがあるが、こちらで使用するのはスイスのストローマン社のもの。日本でのシェア率が高いブランドのため、帰国後にほかの医院にかかった際もメンテナンスが容易なのだ。先のことまで考えてもらえている安心感……。
「だれもがわかっていることですが、風邪と違って歯の病気は自然には治りません。歯を残すためにも、早めにいらしてくださいね。でもどうにもならないときには、ご安心ください。インプラントの技術も最新機器も揃えてお待ちしています」
インプラントとは?
歯が保存不可能な場合、失った歯の代わりとなる人工歯根を埋め込むこと。入れ歯などよりも審美的にも機能的にも高い最新治療。一度埋め込んだ歯根の位置は動かせないため、矯正などする人はすべてが終了してからでないと受けられない。
富士JDC歯科医院で受けられる治療
・小児歯科
タイには2人しかない「日本語が話せるタイ人の小児歯科専門医」のうちのひとりがこちらに在籍しているのだとか。子供が虫歯になったらまず駆け込みたい。
・抜歯(親知らず含む)
・充填(詰め物)
・レントゲン、CTスキャン
・被せ物ブリッジ
・矯正
・インプラント
・義歯
・根幹治療
・歯周病治療
富士JDC歯科医院 プロムポン駅前店
場所:スクムビット・ソイ33/1(ロビンフッドのビル4階)
電話:0-2662-3532(日本語)
富士JDC歯科医院 CITI RESORT 39店
場所:スクムビット・ソイ39 フジスーパー2号館3階
電話:0-2662-2645(日本語)
時間:月~金:10時~20時最終受付、土日:9時~20時最終受付 無休
HP:http://fujijdc.com
料金:充填1000B~、インプラント7万B~など