男と女の学際研究

タイ女が欲しいのは、男児か女児か vol.048

男と女の学際研究 ~現役学者が微笑みの国を考察!~
5人の現役研究者が「日本男とタイ女」をテーマに、いろいろな角度から考察する連載コラムです。

今回の著者:心理学 平松隆円

 

近代日本における家父長制の浸透は、子供を持つなら男児が必須という意識を広めました。いわば、跡取りとしての男児を生むことが、女性に要求されるようになったわけです。ですが、タイの場合は、どうなのでしょうか。

片山が、「女性の自立と男性の婿入り婚」というコラムを、第4回で書いています。それによれば、タイでは男性が女性の家に婿入りする妻方先住婚なんだとか。タイが母系社会であることを端的にあらわしていますが、だからといって女児を欲しているとも言えないのです。実は、どちらも欲しいのがタイ社会なのです。

 

男児が欲しい理由

男児が欲しいという理由は、まず、子供が生まれた場合、夫婦に法律上の婚姻関係があろうがなかろうが、子供の姓は父系を継承します。ですが、法律上結婚すれば、女児の姓は嫁ぎ先にかわります。家を存続させるという意味では、男児が必須です。また、仏教国であるタイでは、男児は一時期出家をし、家族のために徳を積みます。これは、女児ではできないため、男児を欲する家族は少なくありません。

 

女児が欲しい理由

片山も書いていますが、両親の老後の面倒をみるのは、娘とされています。ここに、妻方先住婚の特徴が垣間見えます。いくら男児に姓が継承されても、家族のために出家しても、老後の面倒をみてくれないのは、大きな問題です。その意味で、男児よりも女児が欲しいという家族も少なくないのです。

 

ハイブリッドとしてのレディーボーイ

話は変わりますが、なぜタイではレディーボーイが多いのか。その理由が、男児も女児も欲しいという親の影響だったとしたら、どうでしょうか。法的には男性であるため、姓の継承が可能、そのうえ本人は女性とおもっているため、将来は親の面倒をみてくれる。そんな邪推をせざるをえません。

 

 新着記事を読む 

関連記事

  1. 38(danjo410)new 日本男の真面目さが、タイ女の微笑みを奪う? vol.032
  2. 38(danjo410)new これからタイでモテるのはアラフィフ日本男だ!? vol.009
  3. 38(danjo410)new 華麗なる演出家、それは夜に舞う美しい蝶 vol.027
  4. danjoLOGOweb02 タイ人が日本人を演じる際の違和感 vol.023
  5. danjoLOGOweb02 ボージョレ・ヌーボー とタイ女 vol.012
  6. ザ・タイの奥様会 vol.047

オススメ記事

  1. タイの孤児たちの「生きる」を支えて25年。日本人親子の波乱万丈な軌跡【1】
  2. タイで子どもの英語力を伸ばすなら、GEOSタイランドのキッズコース!
  3. 食・遊・住・人…日本人が集う街「シーラチャー」大特集
  4. 【スタートアップ企業にもおすすめ】コワーキングスペースとレジデンスが一体化!究極の “職住近接”を提供する「LIVE WORK ASIA」
  5. 137ピラーズホテル27階から絶景を眺めながら楽しむ極上のタイ家庭料理【ニミット レストラン&ルーフトップバー】

最新のTHB-JPY

PAGE TOP