虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
真っ白な姿に修復されたワット・アルン。12月からはお好みの色で見ることができる
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8月に修復作業がほぼ完了した仏教寺院ワット・アルンで、12月1日から入場時にセロファン製のカラーメガネを貸し出すことがわかった。修復後「白すぎる」と一部で批判を浴びた仏塔の色を逆手に取った対応だ。
10バーツ硬貨にも描かれるワット・アルンは、チャオプラヤー川沿いに立つ有名な寺院の1つ。三島由紀夫の長編『豊饒の海』第三巻の表題『暁の寺』の名前で日本でも広く知られている。コケによる汚れなど老朽化が進んでいるとして、13年から大規模な修復作業が始まっていた。
今年8月に大部分で修復が完了。だが修復後真っ白になった仏塔の姿に対し、専門家や観光客から「元の複雑な色合いが失われた」「以前の方がよかった」という批判が相次いでいた。ただ、創建当時は白かったとの記述が資料に見られることから、修復担当者は「本来の色に戻っただけ」と潔白を訴えていた。
批判が多かったため、当局では修復前の写真を参考に、仏塔の汚れを再現する再修復工事も一時検討したが、「どのように再現しても結局批判は避けられない」として取りやめ、代わりに12月からセロファン製のカラーメガネを貸し出すことを決めた。観光客はセロファン越しに赤や青など好みの色に染まった仏塔を見ることができる。
色は全64色。メガネを変えることで毎回異なる色合いの仏塔が見られるため、リピーターも期待できるという。結果的に仏塔が真っ白だったことが奏功したかたちだが、担当者は「修復工事に取り掛かった時点で(メガネ装着を)想定していた」と明らかな後付けで説明。批判に対して「最初から失敗だと決めつけるとは、色眼鏡でものを見ている証拠だ」と色をなして反論した。
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