虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
営業禁止により、露店や屋台は大通りから姿を消した
スです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニ
バンコク都内で本格的に始まった道路沿いの屋台・露店撤去。当局は「秩序と衛生上の理由」から取り締まりを進めているが、大半の屋台が撤退したトンローの大通りでなお抗議の営業を続ける露天商がいる。
都当局は4月、「美化」の観点から都内50区全てで屋台・露店の営業を禁止すると発表した。店舗が歩行者の往来を妨げている点や衛生面での問題が主な理由だが、バンコクの屋台料理は世界的に知られた名物でもあるだけに、今回の施策を疑問視する向きも少なくない。
当局の方針に抗議の意思を示そうと、屋台の撤退が進むトンローの大通りで唯一営業を続けている露店がある。この場所で20年以上カオマンガイ屋台を営むソムチャイさんだ。
「もちろん納得できないですよ。ずっと食べに来てくれる常連さんもいるんだから」
秩序と衛生の問題が解決できれば撤去は免れるのではないか――。そう考えたソムチャイさんは「取締官が認める露店」を見極めるため、カオマンガイ屋台の営業は路地裏で続けながら、大通りで別の屋台を出すことにした。
空気を売るだけなら衛生面での課題はクリアできると考え、今月初旬、バンコクの空気をその場でビニール袋に詰めて売る「エア屋台」をオープン。「バンコクの空気袋」はまもなく外国人観光客の人気を集めたが、「露店が往来を妨げる」との理由で当局から営業禁止を言い渡された。わずか6日間での閉店だった。
「露店と屋台は長年続いたバンコクの文化。利益も品物もこだわらず、とにかくここで店を開き続けたい」
ソムチャイさんが次に開くのは、あえて取締官だけを相手にする露店だという。
「1千バーツ紙幣を半額で取締官に売ります。これなら彼らも見逃してくれる」
ソムチャイさんの表情はこれまでになく自信満々だった。
スです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニ