シーラチャー

「シラチャ発、世界へ」 テニススクール事業で羽ばたく 林佳弘CEOインタビュー

SYUHO SPORTS LABOの林佳弘CEOは、上海で成功させたテニススクール事業を提げて、シラチャに進出を決めました。ご実家はバンクーバーで、小学生時代は「巨人の星」ばりの野球スポ根少年でしたが、ある日突然”テニス”にハマり人生が軽やかに好転したというヒストリーをお持ちです。林さんのビジネスにかける思いを中心に伺いました。

シラチャを知ることになったきっかけは?

元々タイにビジネス進出を目的に、バンコクのマーケットリサーチをしていた時、学校事情などを調べていたら「バンコク日本人学校シラチャ校」という記載を見つけました。そんな大規模な日本人街がバンコクの他にもあるのか!と驚き、俄然興味を持ちました。

なぜ、シラチャに住むことを決めたのか?

以前のビジネスの拠点は、東京の山手線圏内や中国の上海。大都市のスピード感に少々忙殺されていました。シラチャは地方都市でのんびりした場所だろうと楽しみにしてきたのですが、想像通りの理想的な環境でした。

シラチャに来た瞬間「タイに進出するなら絶対この街!」と、一目惚れしたんです。

私はカナダのバンクーバー出身で、実家があるところは都市部ながらも海があってのんびりしたところに住んでいました。そういった、”都市と自然がちょうどよく生活に溶け込んでる場所”が元々好きなので、コンパクトで便利な地方都市に惹かれます。

なぜ、シラチャで事業を始めたのか?

現在、テニススクールの他に、スポーツバーなどを経営していますが、私は元々事業の幅を広げたいという思いがありました。

テニス帰りにリフレッシュで立ち寄ることできるお店があったらいいなとか、スポーツイベントをみんなで観戦できたらいいな、と考えていました。

しかし、バンコクやパタヤにはスポーツバーがたくさんあるのに、シラチャにはありません。

「ここでスポーツバーを展開したらどう成長していくのだろう?」というビジネス的な観点、純粋に「楽しいものを提供して、この街の人に楽しんでもらいたい」という両面で、事業を推進しています。

24時間をシームレスに楽しめるような設計を作れれば、スポーツを通じた街づくりにも貢献できます。人の流れを活性化する動きにつなげたいと現在の事業を始めました。

シラチャの魅力

なんといっても人がいいのと、土地の風土も相まった長閑な環境に癒されます。日本の昭和の義理人情の世界がかすかに残っているような、そんな懐かしさも染み渡っているんです。

起業オーナーというは一見華やかにみえますが、兎角ストレスを抱える立場です。シラチャはゆっくりした時間が流れているので、ここは起業家さんにとってもオアシスだと思います。

シラチャでの失敗談

上海で事業をやっている最中、カバンひとつでタイに来てしまったので、上海のスタッフには心配と迷惑をかけました。もう少し計画性を持ってきたらよかったな、ということは思いました。

身ひとつで自分ひとり何をしたらいいのか、呆然と立ち尽くしているところに出会ったのが、中本光則さんです。彼のコンサルを受けて、さまざまな場所と人のご縁をいただいてからはビジネスの風向きが180°変わりました。

私は常に、周りの人に強運の持ち主だといわれます。中国で始めたビジネスも、今年で15年目になりますが、常に人とのご縁を力に変えてきました。

シラチャでの私は、かなり遠回りしたのかもしれません。しかし、結果的に中本さんに出会うことができて、本当にラッキーでした。

我が家はちょっとユニークな家族で、父母をはじめ、兄弟が4人とも独立しています。家族全員が起業家なんです。

両親からは「やりたいことは全部自分で決めなさい」と躾けられて育ちました。そのため、今でもリスクがないところに、利益はないと愚直に考え精進する日々です。

自分がシラチャ郡長だったら、シラチャの何を変えたいか?

長閑さが魅力のシラチャではありますが、攻めの姿勢でビジネスを加速するような取り組みも推進したいです。まずは観光の目玉作りですね。

例えばカジノなどを作って、地域経済の底上げをしたい。香港マカオで流行ってるスタイルを踏襲して、カンボジアやベトナムに負けない新しさを打ち出す。地方都市再生の特区を作りたいですね。

タイはナイトアミューズメントが盛んなのに、カジノは皆無です。バンコクにもパタヤにもないものをシラチャで作る!…オンリーワンを目指したがるのは、私の性分なんですが、そんな夢を叶えたいです。

シラチャに移住を考えいている方にひとこと

「シラチャから世界へ」という観点で羽ばたいていける、とても魅力的な街ですね。ゼロから来た方が起業し易いような環境が揃っています。

私は、スポーツ事業の他に、現在コンサルをしてもらっている中本さんと協業して、二人三脚で進めている飲食のプロジェクトがいくつかあります。

スポーツバーは、この街で楽しくみなさんが寛いてもらえる空間として、地域に溶け込んでいけたら、発信基地となれたら、と思っています。

移住を考えている方、すでにシラチャに住んでいる方、観光やお仕事で来た方、ぜひ一度当店にもお立ち寄りください。

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