世界を舞台に、本物の和食を世界に伝える鉄人がバンコクにいるという噂を聞きつけたアジミとアロイ。「UMAMI」に次いで「DASHI」も近年、英語として徐々に知られるようになったバンコクだが、その理由の一つとなっているのが「おだし八景」だろう。街に漂う和の香りに誘われて巡り合ったのは、繊細なだしに浸された自家製おでん。さて、2人の反応やいかに……?

おだし八景『おでん12種盛』1,000B
門外不出のおだしにはカツオと昆布、サバ節を使用。まったりとした薫り高い独自の風味は、一度口にしたら忘れられません。海老真丈は、エビとすり身をお店オリジナルの割合で合わせた自慢の逸品! 柔らかく、ふっくらとした食感とエビの旨味が口の中に広がります。自家製のゴボ天は、一般的なおでん用ゴボ天とは味も見た目も全く異なる、同店オリジナル!魚のすり身を昆布だしと卵白で伸ばし、
たっぷり入ったささがきゴボウが◎。
タイで奮闘する日本人の胃袋を最高のおだしで満たしたい

「おだし八景」店主 上塩修示 Shuji Uwashio
2019年に来タイし、「おだし八景」をオープン。日本のテレビ番組「料理の鉄人」で三代目の鉄人を破った正原聖也と共に店を切り盛りする。実家は岡山湯原温泉の老舗旅館「八景」。
開店から今年で3年目。母体は、岡山にある私の実家かつ旅館「八景」で、今も母が女将を務めています。そのおもてなしのスピリットを受け継ぎ、和食の専門として始めたのが当店です。
お店の名前に冠している通り、日本食の根幹である「だし」を楽しんでいただくのがうちのコンセプトです。海外で流行る日本食というとラーメンや焼肉、天ぷらといった濃い味を押し出したものが先に上がりますが、それらを一新したいという想いもありました。
看板メニューは、おだしを前面に用いた「おでん」です。仕事上の会食やご接待にご利用いただくことも多く、おでんのコース料理は特に人気です。これは現料理長・正原聖也がテレビ番組「料理の鉄人」に出演したハワイの板前時代に、おだしをシンプルに味わってもらうために生み出したもの。先付けからお造り、茶碗蒸し、締めにおでんを召し上がっていただく流れです。職人が織り成す温かい味わいとおもてなしを、心ゆくまでご堪能いただければ幸いです。
おだし八景
住所:Between Soi Ekkamai 13&15(AC-MEN Ekkamai内), Sukhumvit 63 Rd.(BTSエカマイ駅から車で5分)
電話:02-003-9325
時間:17:00-22:00(L.O.30分前)
定休:月曜
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Instagram:@odashi_hakkei
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