2022年で設立50周年を迎え、東南アジア最高水準の医療を提供する「バンコク病院」が日本人に向けた医療サービスを開始したのは1977年。日本の医学部を卒業したタイ人医師と日本人医師、日本人コーディネーター、日本語通訳らを筆頭にタイで最も歴史のある日本人向けサービス「ジャパン・メディカルサービス(JMS)」として、タイに住む私たち日本人の健康を支え続けています。
そんな「バンコク病院」には、どんな先生が所属しているのか?
一人ひとりご紹介していきます!
整形外科・外傷のプロフェッショナル
ワチャラ・ピポモンコン/Vajara Phiphobmongkol 先生
担当:バンコク国際病院整形外科センター 整形外科・外傷専門医(Orthopedic Center at Bangkok International Hospital)
職務歴:35年以上
【診察時間】
下記にてご確認ください
https://www.bangkokhospital.com/en/doctor/dr-vajara-phiphobmongkol-4
- これまでのご経歴を教えてください
チュラロンコン大学の医学部を卒業後、マヒドン大学医学部・臨床科学に在籍しながら、整形外科トレーニングセンターで技術を学びました。その後、タイ王国空軍での研修で、航空医学における飛行外科医としてのノウハウを培い、海外研修でイタリアやスイス、オーストリアなど各国を回りました。タイだけでなく、欧州の医療現場を見れたことは私にとってすばらしい経験でしたね。
- 整形外科センターを利用する方はどんなケガが多いでしょう?
主に、大腿骨・膝・脚・足首・肩・腕・前腕や骨盤・寛骨臼(かんこつきゅう)、股関節など四肢に関係する骨折が多いです。その他、骨の変形矯正や骨量減少といった症状が見られる方も治療しています。骨折の疑いがある場合、早期に医師の診断を受け、適切な治療を受けてください。
- タイで過ごす上で気をつけること
本当に基本的なことですが、タイは世界各国と比較しても交通事故が多い国と言われているので、とにかく運転中や歩行中は周りを十分に注意すること。特に、道路を歩く時や横断歩道を渡る時は、常に周りを見てください。事故が起きないように行動することが、何よりも大切です。
万が一、治療が必要な場合、バンコク病院には24時間体制で整形外科医が待機しているのですぐにお越しください。
- バンコク病院で提供している治療方法について
他の分野に比べて、工学技術の導入が 難しいと言われていた外科手術分野にも近年、最先端工学技術が導入されてきました。そのなかで、当院が採用しているのが「低侵襲外科治療」です。
外科手術では一般的に、治療を行う際は治療を施す部位(癌などの病変部)だけでなく、そこに至るまでに正常な組織への切開などが必要となります。適切な治療だとしても、身体にメスを入れることはそれだけで患者への負担となってしまうのですが、そのダメージを軽減したのが低侵襲外科治療です。
腹腔鏡や胸腔鏡を使うことにより、切開部位を最小限に抑えることができます。それによって手術に伴う出血が少なかったり、短期の入院で済むなど術後の早期社会復帰に繋がります。
ただし、骨折の治療には非外科的治療と外科的治療があり、必ず手術が必要というわけではありません。医師の判断に従い、正しい治療を受けましょう。
バンコク病院JMS日本人専門クリニック
住所:2 Soi Phetchaburi 47 Yaek 10, Bang Kapi, Huai Khwang, Bangkok 10310(BTSトンロー駅から車で15分)
Tel:+66(0)2-310-3257(日本語・7:00〜17:00)/+66(0)2-310-3200(代表)
E-mail:jpn@bangkokhospital.com
Facebook:BangkokHospital