公益財団法人社会貢献支援財団では「社会貢献者表彰」の推薦を受け付けています。
昨年の受賞者を紹介します。
【第56回受賞者 一般財団法人CHANGアジアの子供財団(埼玉県)】
タイのプロボクサーだった斉藤興仁さんは、タイでは捨て子や虐待から孤児院で生活している子がとても多いことを知り、寄付と交流を始めました。そして周辺国ではスラムや貧困家庭のもっと過酷な子どもの現状を目の当たりにしました。斉藤さんは、この子たちが幼い命を落とすことがなく、夢をもって生きていけるように生活と教育を支援することで、将来の自立を実現させることを目的にCHANGアジアの子供財団を設立し代表を務めています。
現在はカンボジアのスラムで、孤児院、幼稚園、学習塾、職業訓練所を運営しながら中学校と高校とも連携しています。この幼児教育から社会に出るまでの一連の機関を「CHANGスクール」とし、大学への進学や、日本への就職までを実現させています。
ラオスでは崩壊寸前の小学校を建て直し、更に幼稚園と図書館を建設。タイでは「タイの子供財団」(Foundation for Children) の協力団体となり、発達障がい児のための知育教室を共同で運営しています。HIV治療施設の子どもたちとの交流も続けています。
また、ベトナムでは戦争で使われた猛毒により、重度の障がいを持って生まれた子どもたちが暮らす施設を定期的に訪問しています。
こうした活動を通じて、将来、子どもたちが自立し、弱い立場の人や貧しい村を救える人に育つことを願っています。
社会貢献者表彰とは
公益財団法人社会貢献支援財団は国の内外を問わず社会と人々の安寧、幸福のために貢献し、顕著な功績を挙げながらも報われることの少なかった方々を表彰する「社会貢献者表彰」事業を昭和46年にスタート。毎年表彰を行っています。表彰の選定は一般の方からの推薦をもとに決められます。推薦はどなたでも可能です。皆さまからの、この表彰にふさわしいと思われる方の推薦をお待ちしています。
<対象となる功績>
●困難な状況の中で努力し、社会の安寧や幸福のために尽くされた功績、先駆性、独自性、模範性などを備えた活動により、社会に尽くされた功績など
●海の安全や環境保全、山や川などの自然環境や絶滅危惧種などの希少動物の保護に尽くされた功績など
●推薦方法の詳細は当財団のウェブサイトをご覧になるか事務局までお問い合わせください。
WEB:www.fesco.or.jp<候補者について>
●年齢・職業・性別・信条などの制限はありません。
●日本で活躍する方、もしくは海外で活躍する日本人を対象とします。
公益財団法人 社会貢献支援財団
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