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「YOASOBI」単独インタビュー【後編】/直木賞作家とのコラボが話題! タイ人ファンも急増中

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「小説を音楽にする」をコンセプトに、唯一無二の楽曲を提供する「YOASOBI」。代表曲『夜に駆ける』はストリーミング再生数が日本史上最高の8億回を記録。NHK紅白歌合戦の出場を果たすなど、もはや説明不要の知名度を確立したとも言える2人へのインタビュー後編。コロナ禍での音楽活動や、直木賞作家・森絵都さんとコラボした最新シングル『好きだ』、そしてタイ人ファンから寄せられた質問について答えてもらった。 
取材・執筆/日向みく

YOASOBI
コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraによる音楽ユニット。2019年10月に結成、同年12月にリリースされた1st配信シングル『夜に駆ける』の大ヒットを機に、人気アーティストの仲間入りを果たす。
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ボーカル・ikura(左)とコンポーザーAyase

前編はこちら

− 2021年12月、日本武道館で初めての有観客ライブが開催されました。当時の心境についてお聞かせください
Ayase:「やっと会えた」という気持ちが一番大きかったです。「有観客ライブがやりたいのにできない」というフラストレーションをずっと抱えていたので、大勢の方々を前にして感無量でしたし、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ikura:私も、いつも楽曲を聞いてくださる皆さんと同じ空間で同じ時間を共有できることがとにかく嬉しくて。自分の生歌やバンドメンバーのパフォーマンスを見せられる喜びを噛み締めました。手拍子ひとつとっても初めての体験で心が震えましたね。

− 有観客ライブを経験されたことで、心境や曲作りに変化はありましたか?
Ayase:僕はあまりないですね。ライブのセットリストを想定した楽曲制作を考えたこともあったんですが、YOASOBIの曲作りで一番優先すべきは「小説を音楽にするうえでなにがベストか」ということ。そのスタンスは変わらず制作に向き合っています。
ikura:私もクリエイティブにおいての大きな変化はないです。ただ、精神面でプラスの影響があった気がしています。ファンの方々の存在をSNSのアイコンのような形でしか認識できていませんでしたが、ライブでリアルな実感を得てからは、その存在をより身近に感じられるようになって「みんなが応援してくれてるからもっと頑張ろう!」と気合いが入りました。

− YOASOBIの楽曲でひとつ、好きな曲を選ぶとすればどれでしょう?
Ayase:すべて我が子のような愛情があるんですけど、一番達成感があったのは『もしも命が描けたら』です。この曲は、脚本制作をはじめ、さまざまな活動を行う鈴木おさむさんが手掛ける舞台のテーマ曲であり、「主人公が自分の命を削りながら絵を描き、誰かに命を分け与える」という物語が題材でした。シリアスな内容かつ描きたいシーンが多くて一曲にまとめるのにたくさん悩んだ分、印象深い曲になっています。

ikura:どの曲も大好きなので迷いますし、今までは『優しい彗星』と答えていたんですが、最近になって『群青』かもしれないと思うようになってきました。『群青』はライブでお客さんの手拍子があって初めて完成する楽曲で、2021年末の紅白歌合戦ではオーケストラやダンサーの皆さんと一緒に演出させてもらった曲でもあります。「いろんな方の力をもらって大きくなった楽曲」という意味で、すごく思い入れが強いです。

− 最新シングル『好きだ』は、直木賞作家・森絵都さんの原作小説『ヒカリノタネ』とのコラボレーションから生まれました。どのような曲でしょうか?
Ayase:10代の青春物語で、幼馴染に片想いする女子高生がタイムトラベルするといったSF要素が入った小説『ヒカリノタネ』を題材にした曲です。僕自身、ここまでフレッシュでどストレートな恋愛がテーマの曲は初めてだったため、曲作りの過程で学生時代にタイムトラベルして「当時のトキメキ的なもの」にもう一度対峙しました。初恋だったり、同じ学校の子を好きになった経験だったり、そこで感じた爽やかな甘酸っぱさをそのまま曲に込めました。

ikura:私もちょっと似ています。原作では主人公の女の子が幼馴染に何度も告白するんですけど、小説を読みながら「私も同じ人に2回告白したことがあるな〜」とか、「愛しい人を想う時ってどんな行動しちゃうかな?」とか、自分の学生時代の経験を重ねました。レコーディングでは、実年齢よりもう少し原作に寄り添うことを意識して、瑞々しい気持ちで臨みました。

「はじめての」書影

YOASOBIが4名の直木賞作家とコラボした、かつてない書き下ろし小説楽曲化プロジェクト『はじめての』。島本理生さん・辻村深月さん・宮部みゆきさん・森絵都さんという豪華作家陣が紡いだ物語も必見です
https://www.yoasobi-music.jp/hajimeteno/

− それでは最後に、YOASOBIのタイ人ファンが気になる質問にお答え願います!
[Q1.] この夏、日本はとても暑いと聞いています。暑さ対策や夏バテ防止法などあったらお聞かせください。
Ayase:冷えピタは結構効きますよ(笑)。僕、最近自宅に防音室を導入して、そこで作業することが増えたんです。ただ室内にエアコンが付いておらず、10分いるだけでも大変なほど暑いので、冷えピタに助けられています。
ikura:私は暑くなったら大好きなアイスを食べて、体の内側から冷やしています。いろんな種類のアイスを冷蔵庫に常備しているんですけど、夏はシャーベット系がさっぱりしていておすすめです。

[Q2.] 昼と夜、どちらが好きですか?
Ayase:僕は完全なる夜型人間で、明け方まで曲を作って夕方起きるみたいな日もザラにあるし、以前は即答で「夜」と答えていました。でも最近は「昼」に恋焦がれている気がします。日中にやりたいことは沢山あるのに、起きている時間が少ないので、一種の憧れがあるのかもしれません。
ikura:私も、今までは深夜の方が曲制作が捗ったりするので夜派でしたが、体調を崩して眠れない日が続いた時期、朝日を浴びた瞬間に「大丈夫、今日も生きてる」とすごく実感できたんです。お日様に照らされて過ごす時間に幸せを感じているので、今は私も「昼」かもしれないです。

[Q3.] 眠れない夜に何をしますか?もしくはおすすめの睡眠方法はありますか?
Ayase:僕はいつも寝る前にワクワクした妄想をするタイプで、気付いたら寝ているということが多いです(笑)。もし不安で寝られない時は、YouTubeなど何か楽しいことに身を委ねながら寝落ちするのはアリな気がしますね。
ikura:絶対に寝なきゃいけない時は、「今すぐ寝たい」と疲れ切った状態でベッドに入るようにしています。元気があり余った状態だと全然眠くならないので。それでも眠れない時は、ただ目を瞑って悶々とするだけだと時間がもったいないと感じてしまうので、何かインプットできるようにYouTubeや映画を観ることも多いです。それによって歌詞がバーッと浮かぶこともありますね。

[Q4.] 日本国内でタイ人におすすめしたい場所はありますか?
Ayase:タイの方はどういう場所がお好きなんだろう?僕は東京が大好きなので、東京ですかね。一番「日本人らしい部分」が見える気がするんです。
ikura:私も東京です。観光地が盛りだくさんなので、海外の方も楽しめるんじゃないかと思います。あとは鎌倉がある湘南エリアや、江ノ島もおすすめしたいな。海沿いの景観や古き良き街並み、そしておいしい食べ物もいっぱいで個人的にも大好きです。

[Q5.] もしタイに来る機会があれば、何がしたいですか?
Ayase:僕はウーバーイーツで近所にあるお店のカオマンガイを注文し続けているくらい、エスニック系の料理が大好きなので、おいしいタイ料理をたくさん食べたいです!
ikura:私もタイ料理はすごく好きで、以前は吉祥寺のタイ料理店によく通っていました。タイに行ったらいろんな屋台料理に挑戦したいです。

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